2018年冬アニメの『ゆるキャン△』。ネット上あちこちで話題になっていましたね~。気になっていたものの放送中は忙しくて見られず、放送終了後まとめて見ることになりました。
リアルタイムで次の話を期待しながら見るのもいいですが、放送終了後一気に見るのも楽しいです。
『ゆるキャン△』は日常系寄りの作品。ネタバレを見てしまい楽しめなくなるということはなさそうなので安心です。
本編冒頭
さて感想ですが…。
冒頭5人がキャンプしてるシーンから始まりました。
楽しそうなんですが、なんかリァ充っぽいな…と。眩しすぎるぜ。見ていてちょっと辛い…。
なぜか軽い嫉妬心を覚えました。
絵の感じ
顔の描き方に癖があると言うか、特徴がある。萌えアニメのよくある絵柄とはちょっと方向性が違う。
萌え萌えじゃないっていうのかな?見慣れた美少女キャラとはちょっと違う印象を受けました。
残念ながら第一印象ではあんまりかわいいと思えなかったです。ちょっと怖い感じも。
でも違和感があったのは冒頭だけでその後のシーンはほとんど気にならず。普通に可愛い。
原作者
原作者の「あfろ」という名前、どこかで見たことあるなと思ったらアンソロ本でした。ごちうさや桜Trickのアンソロジーコミックの執筆陣に入ってました。
しまりん
青い髪の子がしまりんなのか~。ピンクがしまりんだと思ってましたよ。
しかも、「しまりん」って本名まんまなんかい…。ニックネームだと思ってたぜ。
名前書いてるシーンで気づきました。

©あfろ・芳文社/野外活動サークル『ゆるキャン△』第1話より引用
ネット上で話題になっていて本編を見る前に断片的な情報が入ってきたから、勝手に実際とは違うイメージを作ってました。
ガチキャンプ
荷物を沢山積んだ自転車で坂を登るしまりん。寒い11月にキャンプするという。しかもソロで。ガチ過ぎる。緩くない…。
自転車は折りたたみのような小型でホイールが小さいやつ。この感じだと変速機ついてないんじゃないのかな。よく坂道登れたなあ。
しまりん体力が凄い。細マッチョで服の下はムキムキなのでは?
孤高の存在
オフシーズンに一人でキャンプするなんか変わったコ。しまりんは孤高の存在。誰かとつるまなくても一人で満ち足りてる感じが素晴らしい。
見ていると心の平安が得られる。冒頭リア充シーンとは対極の安心感。
独り言をぶつぶつ言いながら焚き火の準備してるとこが良いね。
しまりんが人気なのは性格的に似てるからかな、メイン視聴者層のオタク達に。ぶつぶつ言いながらアニメ見てそう(自分もそうかも)。
お花摘み
しかしトイレはわざわざトイレに行ってするのか…。行儀がいいと言うかなんというか。オフシーズンだから誰もいないし、森の中なら物陰も多いだろうに。
…でも冷静に考えれば成人向けアニメではないからそういう描写は入らんよな。当たり前。それ以前にマナー違反だよなぁ。
大自然の中でのお花摘みが見たかったら同人誌に期待する他ない。そういうシチュが好きな人もいるだろう。
ピンク
ピンク(各務原なでしこ)がアホの子で可愛い。ふりふりって言うのかなこの服。可愛らしくていいですね~

©あfろ・芳文社/野外活動サークル『ゆるキャン△』第1話より引用
ちなみに本編見るまでこの子がしまりんだと思ってました。主人公っぽい。
全体的に雰囲気がいい
空気感、雰囲気がよろしいアニメでした。すごくきれいだー。晩秋の澄み切った空気が画面越しに伝わってくる。素晴らしい!OP、ED、BGMどれも曲がおしゃれでいいですね。
でも話題になっていた割にはインパクトが薄かったかなと。面白いんだけどブームになるほどかなあという。
一話の訴求力?って言うのか、次が見たいと思わせる力はあんまり無かったかな。この後もっと面白くなるのかも知れないので最終回まで見るつもりですが。
アウトドア系萌えアニメ
『ヤマノススメ』っていう作品がある。美少女キャラが山登ったり、キャンプしたりする内容。
アウトドア系で『ゆるキャン△』と似てるようだけど方向性が違う気がする。『ヤマノススメ』は表面的には緩い萌えアニメのようだけど底に流れている思想はガチ。
キャラクターに試練を与え挫折寸前のところで頑張らせるみたいな。作者がすごくストイックな感じがする。キャラクターの葛藤やら成長が描かれてるある意味王道の物語。
とはいえストイックなシーンばかりではなく、キャラクター萌えや日常系としても楽しめるし、なかなか完成度高いと思います。おすすめ。2018年夏からサードシーズンが始まるようなので期待。
おわりに
みんな実生活で疲れてるからこってりした物語だと胃もたれしちゃうのでしょうね。透き通った水のようなアニメが良いと。
水道水ではなく、ほのかに味がする山の湧き水のようなのがいい。薄いけどおいしいアニメを求めているのでしょう。そういうこと考えると『ゆるキャン△』が人気になるのもよく分かるな~。