TVアニメ「えんどろ~」感想:日常系+異世界+軽い考察要素

5話「私の勇者様~!」

ローナなる姫様が冒険者学校にやってきて、ユーシャのことを気に入って盛大にユーシャ祭りを開催する話。

姫は勇者という存在に憧れているらしいです。ユーシャに出会うまで勇者は男性だと思っていたけど、女の子でも別に構わないみたい。百合か?

なんか今回は虚無アニメ感がすごいです。前半がチョー退屈で中身がなさすぎて見るのが辛え。日常系+異世界ファンタジーだからって、某スマホを持った太郎くんに寄せなくてもいいと思うのですが……。

後半の祭りの場面はまあまあ見られます。姫が国家権力を笠に着てユーシャをテーマにした祭りを開催。ユーシャの巨大な像が置いってあったり、屋台で顔の描かれたお菓子が売られていたり、ユーシャ一色。

「モグラ叩き」の派生「ユーシャ叩き」が面白かったです。セイラが生き生きした顔で叩いてたんですが、そこまでユーシャに恨みがあるのか…。

頭のゆるい人に見えるローナ姫ですが、そこはかとなく黒幕感が。マオの正体が魔王だと分かっているかのような言動がありました。ユーシャとマオが戦うよう仕向け、二人が殺し合う所を見て楽しみたいサイコ野郎じゃないでしょうねまさか…。

マオちゃん先生が愛くるしいし、絵柄はいい感じなんだけどいかんせんストーリーがなさすぎました、テンポも良くはない。ちょこっと不穏なものを匂わせるだけじゃ物足りないです。

せっかくのオリジナルアニメで絵は素晴らしいのにもったいないなぁと思いました。

6話「六畳一間、魔王付き~!」

病気になったマオちゃんを看病する日常回かと思ったら、重要な種明かし回。今まで明かされていなかった魔王の謎が語られる回でした。

魔王は3000年前から存在するも、勇者に破れ続けマオちゃんで999代目。そのこと自体は以前も語られていましたが、なんと過去の魔王の記憶は代々受け継がれているらしいのです。

今回はマオちゃんのメンヘラチックな描写があり、なんだかいつもと雰囲気が違います。回想シーンのマオは目に光がない。

なりたくて魔王になったわけではないし、忠実な部下はいるものの心を許せる相手がおらず孤独に苦しんでいました。

あと、マオは過去に戻ったから幼女の姿になったわけではなく、最初から幼女の姿で術を使って例の大きな体に見せていたようです。

今回の回想シーンで描かれた過去に送られるくだりは、1話冒頭のものではなく3話の回想と同じもの。この部分の謎は解けないまま現在の話に戻ります。

看病

後半はユーシャパーティがマオちゃん先生宅に押しかけ看病する話。プロレス技を掛けたり無理やり口に指を押し込んだり、無意識に鬼畜行為を働くユーシャ達。マオちゃん可愛そう。

マオの正体が魔王だと気づいたユーシャ一行がとどめを刺しに来たのでは?と疑心暗鬼になるのもわかります。

お母さんに看病してもらったことを思い出すユーシャ達。この4人はあたたかい家庭で育ったみたい。ずっと孤独だったマオとの対比になってるのかな。

お母さんみたいに看病しようとする4人。カルタードバカのメイが意外に女子力高いという。料理も掃除も裁縫もできます。

マオちゃんに温かいご飯食べさせて上げたりとなんだかんだでちゃんと看病してる。やさしい。

再びマオちゃん回想が。過去に飛ばされた直後の話。時間移動は創造神クラスじゃないと無理とのこと。やっぱドラゴンのチビちゃん(完全体)が創造神的なもので、時間を戻したのでしょうかね。

時間が戻っただけではなくマオの力は大幅に弱体化している模様。そして見た目通りの子供扱い。飴ちゃんもらったりなでなでされたり。行く宛がなく困っていた所を例の先生に拾ってもらって現在に至ったようです。

いい話

なんかいい話でしたぞ。ユーシャパーティたちが主役の話に見えるけど、実は孤独だったマオちゃんが少しずつ救済されていく話なんですかねこれ。今までは退屈な話が多かったけど今回は見ごたえありました。

あと気づいたのですが偶数話は面白くて奇数話が退屈な可能性があります。今までの話を振り返ってみるとそうなってます。たまたまかもしれないですが。

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