アニメ何本見れる?相変わらず放送本数が多すぎる件【2019年夏版】

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※とりとめのない雑談系記事です。ご注意下さい。

アニメ好きの間でよく語られることですが、各シーズンに放送されるTVアニメの本数が多すぎですね。

一時に比べ減ったとは言ってもまだ40本弱もあります(2019年夏)。とても見切れない。これだけあると、いいアニメが埋もれてしまいますよね。

本数が少なければみんなに見てもらえたかもしれない作品が少数の目にしか触れず、そのまま話題にもならず消えていってしまう。非常にもったいないことです。

アニメ案内人 or AI

今期のアニメを全部見た人に、面白い作品をおすすめしてもらいたいですね。話題作はいいから隠れた名作が知りたいんですよ。

それぞれの視聴者の趣味に合うような今期のアニメを紹介してくれる、アニメ案内人みたいな人がいてくれたらいいなと思いますよ。

各自の好みを分析し世間ではマイナーでもその人が楽しめそうな作品を教えてくれたら最高。なんならAIでもいい。

同時期に何十本も放送されると、全作品をチェックするの物理的に困難な気がします。自由時間をすべてアニメ視聴に使うわけにもいかないですし…。

結局話題性のある作品や、ファンの声が大きい作品ばかり見られる事になってしまう。

ガチなアニメファンは睡眠時間を削ったりして、全部自分の目で見て判断するのかもしれないけど、筆者はそこまでアニメに人生かけられないですよ……。

全作品の1話をチェックするだけでも大変。つまらなくても3話まで見ろって言われてたけど、それもいまや高難易度。膨大な時間を費やすことになるからアニメ好きでも相当の覚悟が必要です。

40作品の重み

あるシーズンに40本のアニメが放送されるとします。

その40本の第1話を全て見るというのは簡単なことではない。単純に時間で言えば、ひとつの作品を第40話まで見るのと同じくらいの時間が必要なんですよね。

例えばファーストガンダムは全43話なので、これを最終回近くまで見るのに近い時間が必要。第1話を全てチェックするだけで、ですよ。

ショートアニメがなく、40本全てが普通の尺(OP、ED込で24分)のアニメだと仮定すると、全作品の第1話を見るのに16時間(960分)掛かる計算です。最初はOP、EDも飛ばさず見るでしょうし。

本編だけ見て21分だと仮定しても14時間ですよ。

いやーアニメオタクも大変だ!自分はこんなに時間をかけられないからアニオタと言えないかもしれません。うかつにアニメ好きを名乗れない時代になってますね。

世界が違う

あと、これだけ本数が多いとみんな見てる作品が違うから、アニメ好き同士でも話が合わないということが起こりがち。別の世界に生きてる感じ。共通の話題にならないんですよね。

今期で言うなら、なろう系は見てるけど少年漫画系は一切見てないとか(筆者のことです)。

興味ないジャンルはわざわざ見ないよね…。もしワンクールに数本しかアニメがないなら、「まぁ興味のないジャンルでも見てみるか」となるけど、こんなに多いとね……。

見方を変えれば、選び放題で美味しい状況とも言えますが。

作り手も大変

アニメ本数が増えても、アニメ業界の人手が同じくらい増えるわけではないので、現場の負担は相当のものでしょうね。『メルヘン・メドヘン』や『いもいも』のような凄まじい作画崩壊が起こるのも仕方がない面がある。

スタッフが命をすり減らして作ったアニメでも、下手をすれば少しの人にしか見てもらえず、次のクールには忘れられてしまいます。

本数が多いと制作の負担が大きくなるだけではなく、せっかく作った作品が見てもらえないかもしれないというデメリットも生じます。

第1話で心を掴めるか?

アニメスタッフとしては、せっかく作ったんだから見てほしいはず。

でもこれだけ本数が多いと3話まで見て判断してと言うのも難しい。第1話を見てもらえるかどうかさえあやしいんですもん。1話を40本分律儀に見たら16時間ですよ。

1話を見てもらえただけで最初のハードルはクリアです。0話切りという表現もあるくらいですから。

しかし直後に「視聴者の心を掴む」というハードルが現れます。1話で興味を持ってもらえないと、2話は見てもらえません。

とはいえ、ジャンルによっては1話から面白い内容が描けるとは限りません。出足が遅い、だんだん面白くなる系の作品だとダメですね。

ギャグとか日常系みたいに最初から最後まで同じノリでやる作品ならなんとかなりそうだけど、膨大な設定があり世界観の理解に時間を要する作品の場合、1話で魅力を感じてもらうのは難しいかもしれない。

でもまあ、最近は1クールで終わるこじんまりとした作品が多く、壮大なストーリーものって全然ないんですけどね。

おもしろい1話

第1話に力を入れている作品が多いというのは見ていて感じますね。

例えば2019年春の『賢者の孫』は1話の作画が良く、内容も悪くなかったので少しだけ期待したのですが、その後は低カロリーな作画&いつも通りの下らんなろう系ストーリーになりました。

そういえば2018年秋の『ゴブリンスレイヤー』も1話のインパクトが強かったですね。地上波放送されるTVアニメとしては異例のエログロで話題になりました。

でも2話以降はなんの変哲もない、日常系となろう系のハイブリッドみたいなヌルい展開になっちゃいました…。別の作品を見てるんじゃないかってくらい平和な話になって騙された気分でしたよ。

といっても、女の子が痛い目に遭うのは見たくないので、ヌルい展開で良かったんですけどね(嘘です)。

それにしても『ゴブリンスレイヤー』の1話は成功かどうか微妙なラインですね。

話題になって知名度は上がったと思うけど、エログロに釣られた人は2話以降の平和な展開にガッカリしただろうし、なろう系みたいなストレスフリーでヌルいのを見たい人は1話でドン引きして切ってしまったでしょう。

うーん、むずかしい。単に話題になればOKってことでもないし、1話でどうやって視聴者を引き付けるか考えなければいけないアニメスタッフは大変そうです。

おわりに

できれば3話まで見てから判断したいけど、それさえもなかなか負担が大きい。頑張って見ようと思っても時間的に厳しいです。

2019夏は結構面白そうなのが多いけど最新話まで追えているのは5本くらい。『ダンベル何キロ持てる?』とか『ソウナンですか?』とか『まちカドまぞく』も見たいけど1話で止まってます。

ネタ的に見ているなろう系アニメだけで精一杯ですね。でもまあ『魔王様、リトライ!』が予想外に面白かったのは収穫でした。

なろう系は駄目だと頭から否定するのではなく、3話まで見てみるものですね。最後まで見たところでクソな作品も多いですが…。

全てのアニメを3話まで見て視聴継続の判断をするのがベストなのでしょうけど、必要な時間を考えると現実的ではない。各クールの放送本数が今の半分以下に減ったほうが、視聴者にとってはありがたいかもしれません。

業界の上の人間がメチャクチャな本数を作らせるせいで、視聴者も制作陣も頭を抱えてますよ。

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