盛り上がりが無く妄想しないと楽しめないかも…『未来のミライ』感想

細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』(2018年)の感想です。

※少々ネタバレあり


結構前にテレビを録画しておいたやつを鑑賞。

以前一度観ようとしたのですが眠くなって最初の30分くらいで断念。二度目で最後まで観られました。

しかしなんというか盛り上がりがなく、終始淡々とした映画でした。

あんま好きくない。作画は良いけど話に起伏が無く眠くなる。

正直この映画は子供が観ても面白くないと思います。オタクが観ても面白くない。

序盤だけ観た段階では、小さい子供のいる親向けの映画かなという印象を受けましたが、最後まで観たらそんな感じでも無かったですねぇ。なんじゃろこれ。

イマイチ何をやりたかったのか分からない。

作画は確かに凄い。映像的には面白い。悪夢の中のような駅の雰囲気とか好きでしたよ。
それ以外の部分はつまらん映画でした。

あらすじを書くと、くんちゃんという男の子が時空を超えて親族たちと交流しつつ、ちょっとした試練を乗り越え、成長し、妹のミライちゃんを受け入れる話なのですが、それ以上の何かがあるようには思えなかった。

ただそれだけの映画。楽しくないです。

くんちゃんの悔しさみたいなものは伝わってきましたけどね。両親は新しく生まれた妹ばっかりかまって、自分(くんちゃん)をかまってくれない。くやしーっていう。

気になった所

くんちゃんの声は最初すごく違和感がありました。子供が喋ってるようには思えない。でもまあこれは観てるうちに慣れました。

子供に優しくしろよ

それよりも気になったのは、くんちゃんにやたらと厳しい展開だったこと。大人が寄ってたかって小さな子供(4歳)に説教しているような感じでなんか嫌でした。

大人の理屈、大人の視点で作られている印象なんですよねぇ。

なんかかわいそう。もうちょっと子供の心に寄り添ってやれと思ってしまいますよ。

試練を乗り越えて成長するってのは分かるけどさぁ…まだ小さい子供じゃん。そこまで突き放さなくてもいいでしょ。

子供が観たら嫌な気持ちになると思うんですが。そんなことないのかな?

くんちゃんの両親

両親が役立たずなのも頂けない。本来この人たちがくんちゃんをかまってあげないといけないのに、犬や先祖、未来の娘に丸投げですか……。

辛い気持ちを分かってもらえず、親の愛を感じられずに育ったくんちゃんは、いずれ人を信じられない人間になってもおかしくない。自己肯定感も育たないかもしれない。

下手すりゃ将来グレたりメンヘラになったりしかねませんよ。実際、未来のくんちゃんはちょっとグレてなかったか?

金と社会的地位は持ってるけど人間的には全く魅力のない両親でしたね。人の気持ちを分かろうとしない。こういうのをサイコパスっていうのかな。成功者には多いらしい。

なんというか、くんちゃんに対する冷淡な仕打ちを観ていると、細田監督はあんまり子供が好きでもないし興味もないんじゃないかと思ってしまいます。

その一方で監督はショタ好きだとも言われています。大人から見た子供、欲望の対象としての子供は好きなのかもしれません。

ただ、子供の目線に立って映画を作っているわけではなさそう。

(子供が嫌いなのではなく、大好きなショタが苦しんでいる所を見て喜ぶサディストという可能性もある……?)

ミライちゃん

未来のミライちゃんは性格がキツくてやな女。好きくない。

未来のくんちゃんとあまり仲が良くないのかもしれないですが、だからって小さい頃のくんちゃんに八つ当たりするなよ、大人げない。心が痛くなったわ。

好きになれんですよこいつは。ガンダムのミライさんとは大違い。

母性がないですね、この映画には。結局くんちゃんを助けてくれるのはおっさん連中。犬人間や昔のひい爺さんです。

細田監督は少女(というか女性全般?)に全く興味がないという説がありますが信憑性は高そう。ミライちゃんはぜんっぜん可愛くないし、エロさもない。

くんちゃんのほうがずっと可愛いことからも、女性に興味のないショタコンであるという説の説得力が増します。『サマーウォーズ』の時も一番色っぽいのはカズマ少年でした。

ところで未来のミライちゃんはどうして何もかも知ってるんでしょうね?世界の秘密を知っていて時間移動し放題。何なんでしょう?神か?

そもそもこの映画は全部夢や妄想ってことでいいのかな?とくに整合性は考えられていないのかも?謎です。

おわりに

作画だけは凄いですが、ストーリーは退屈で、深読みして細田監督の性癖を考察するくらいしか楽しみがない映画でした。

あちこちで言われていることなので詳しくは書きませんが、見方によっては際どいシーンの多い映画。性癖ダダ漏れかもしれない。

獣○とか、近親○○とか、色々なもののメタファー(らしきもの)が入っている。

尻尾のような何かを後ろに挿入して、ケモノ化とかヤバすぎでしょ。気持ち悪いわ。

あれはなんのメタファーなんでしょうね?獣○?それとも犬人間(=ショタコンの浮浪者のおっさん)にやられたってこと?

うーん、本当にそのような意味が込められているとしたら、ますます子供向けじゃなくなりますね。

とはいえ、オタクの視聴者としてはもっと変態性を前面に出してくれたほうが楽しめるので、次回作はそっち方向で作ってくれたら嬉しいです。R18でも結構。

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