2021年冬アニメ『俺だけ入れる隠しダンジョン』の感想記事パート2。今回は3話と4話について書きます。
第3話「ワケあり同級生」
英雄学校に初めて登校する日の話です。
ところで英雄学校って何をする学校でしたっけ?設定が飲み込めてないです。学園モノをやりたいから入れたような設定なんでしょうか?
前の話を見返したら就職に有利になる学校だと言っていました。そうでしたね…。
呪い
主人公が学校の前ですれ違った金髪お嬢様の能力を探ると、呪いが掛けられていることが判明。16歳になったら死んでしまうようです。
なんかこういう呪いには既視感がありますね。『魔王学院の不適合者』にも15歳の誕生日に消滅してしまうキャラがいたよね。
それにしても主人公と幼馴染は朝からチューですか…。
クラスで上級貴族から差別されるシーンは既視感が凄い。なろうってほんと似たような話と設定が多いですね。これも『魔王学院』で見たような…。
テンポ悪いし眠いなぁ…。等速では見るのは辛いです。
まともなストーリーになってない気がします。話に筋が通ってなくて、フラフラフラフラあっちへ行ったりこっちに来たり。
無関係な話の断片をただ並べてるだけなのかな?頭が自然についていかないから見ていて疲れます。
謎お色気シーン
女教師から戦闘訓練の授業を受ける主人公たち。そしてまた中途半端なお色気シーンが入ります。女教師のご褒美がお尻でグリグリって……。これはギャグなのかな?顔面騎乗されLPを増やす主人公。
そして女の子はみんなちょろい!お嬢様もすぐ主人公に惚れ顔を赤くしていました…。どうなってんのよこの世界?
酷い内容でしたが、主人公の自虐ギャグだけはちょっと面白かったですね。受け身スキルが安いLPで獲得できるのは「僕の人生が受け身ばっかりだからかな?」っていうやつ。
この後はお嬢様の呪いを解く話がメインになるのかな?続きは次回へ……。
薄い内容
今回は内容が薄くないですか?全然記憶に残らなかったです。
視聴継続判断の目安になる3話まで見終えました。特に魅力を感じなかったので切ろうと思ったけど、まあ次の4話までは見てもいいかなと思い直しました。呪いの件が少しだけ気になっているのが悔しい。
内容はしょうもないしですし、作画のクオリティもあまり高くないけど嫌悪感は少なめ。主人公がそこまでイキらないからかな?あと作品の安っぽい雰囲気が少々癖になりました。
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第4話「穢れなき聖女」
初登場の聖女(CV:鬼頭明里)は、術か何かで人々の病気を治してあげているようです。
「や~気分爽快」「体が軽くなった~」
ニコニコ顔の村人たちが腕を上下させながら階段を降りてくるシーンで脱力しました。何この演出!ダサすぎる!!
B級アニメ感がすごいです。絵もチープな感じだし、このシーンはスマホ太郎と張り合えるレベル。
次に、やたらと尺を取って舐め回すように聖女の身体を映します。
露骨ですが、このアニメのコンセプト的には正しいんですよね。とりあえずエロで釣る。さらに止め絵をスライドさせるだけだから製作側も楽できるので一石二鳥。
そして場面が変わり主人公は隠しダンジョン入ります。唐突ですね。受付嬢が聖女を紹介してくれるけど、待ち合わせまで時間があるからダンジョンに向かったようです。なんで?
あちこち話が飛んでまどろっこしいです。原作は素人が書いたものだから仕方ないとして、アニメ化の時に構成を直さなかったのかな?なんか見づらい。
生理的に変な感じがするし内容が頭に入ってきません。改変すると信者さんが怒るからだめなのかな?
中途半端なエロ&ご都合主義
ところで水色髪の師匠オリヴィア(CV:堀江由衣)はいつ解放されるんでしょうね?ずっと拘束されたままなんでしょうか?
まぁ、スタッフ的には解放されないほうがいいかもしれません。絵を動かさなくていいからね。
師匠によれば、異種族で性欲を満たすとLPが沢山たまるらしいです。何だその設定…。
そそのかされた主人公は「ラッキースケベ」のスキルを作りました。このスキルの効果がバカバカしすぎて一周回って笑えました。まぁ、文字通りの展開が発生するスキルですね…。
でもせっかく作ったのに、一回使っただけで自重し、稀にしか発動しないよう編集します。うーん、エロで釣るアニメなのに、相変わらず変な所で自主規制しますね。
そのあと初対面の聖女に一瞬で好かれる主人公。清々しいまでのご都合主義ですね。ちょっと言葉を交わすだけですぐ落ちる、度を越したチョロインしかいない…。
ネット上では、本作の女性キャラが「電池」や「モバイルバッテリー」呼ばわりされていました。酷いけどその通りなんですよね…。主人公にとってはLP補充のための電池にすぎないというね。簡単に惚れてLPを供給してくれる便利な道具みたいな扱いですよ…。
謎演出
今までの流れを見ても、主人公が呪いを自力で解きたいのか聖女に頼みたいのかよく分かりません。そう思って見ていたら代償があるせいで聖女には解けないことが発覚。
聖女と色々語り合っていたら突然壁が崩れました。子供が下敷きになってるじゃん!なにこれ!と思ったら、聖女の回復技を見せるために入れたシーンだったようです。いきなりすぎてなんか作為的な感じがします。
しかもテンポがおかしい。緊迫した場面で長々と哲学的なことを語り合うのはなんなのよ!緩急がメチャクチャでついていけません。さっさと子供を治療してあげて!
分厚い煉瓦の壁を難なく持ち上げる受付嬢は怪力ですねぇ…。そういう設定なのか、作画演出がおかしいだけなのか分からないのが辛い所です。
あと、受付嬢が聖女を突き飛ばした後の映像が気になりました。キャラと壁の位置関係がおかしくないですか?カット毎に位置がコロコロ変わっているように見えるのですが。ミスなのかな?
あと、受付嬢が怒ってビンタするかと思ったら突然抱きついたシーンも謎でした。主人公がスキルで介入したのかと思ったけどそういうわけでもないらしい。
ビンタモーションから抱きつきにはならないだろ!何そのフェイント!?意外性を持たせたかったのかもしれないけど不自然すぎるでしょ!呆気にとられたましたよ…。
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エロは控えめ
聖女は呪いを解けるけど、引き換えに命が縮まって死んでしまうらしいです。結局主人公がなんとかするしかないという。
それならさっさと4P合体でもしてLPを貯めればいいじゃん!主人公の目の前には美少女が三人もいるんだから他にも色々やりようがあるでしょ?
そもそも初対面の主人公がいきなりモテモテという都合のいい世界観。さらに、お嬢様の命を救うためという立派な目的があるのだから、多少過激なことをしても許してくれそう。聖女は最初自分の命を犠牲にして救おうとしてたんだし…。
それなのにイチイチ行動が回りくどいんですよね。エロが売りのはずなのに中途半端すぎる。
でもまあ、なろうで露骨な性描写をやると『物理さん(黙れドン太郎)』みたいに追放されるから仕方ないのかな?合体シーンを書いたらマズいっぽい。
疲れるアニメ
今回はハーレム自慢大会とやらに行って終わりです。なにこれ、あんまり話が進まなかったぞ……。今回は特に内容が薄いように感じてしまうのだけど、意図的に薄くして引き伸ばしてるのかな?
内容は全然頭に残らず、疲労感だけが残りました。変なアニメですねこれは。
酷いなろうアニメは色々見てきたけど、こういう疲れ方をする作品はなかったです。緩急の付け方がおかしいから疲れるのかな?見ていて引っかかるというか違和感があるというか…。
原作のせいもあるだろうけど、アニメ制作側もどうかと思います。今回は特に変な演出が目に付きました。作画が崩れたり動かなかったりするのではなく、演出面が変というのは珍しい。どうしてこうなった?
この作品に限りませんが、低予算なろうアニメは若手の練習台になってる疑惑あり。
あとこれアマプラ配信版は音声がおかしくないですか?なんか音がこもってるゾ…。
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