2021年冬アニメ『回復術士のやり直し』第6話を視聴。
前回は微妙だったけど今回はとても良かったです。シュールギャグシーンで何度も笑ったし、SM系えちちもあったので満足。
相変わらず設定やストーリーには突っ込みどころが多いものの、映像や声優の演技が良いから見れますね。
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第6話「回復術士は、血と涙を流す!」本編感想
本編を順番に見ていきましょう。
冒頭、女たちとベタベタしながら食事する主人公。剣聖もすっかりハーレム要員と化したな……。チョロすぎです。
しかしこの子は媚薬の効果が切れても、ケヤルガぁ~しゅきぃ~のままなんですね…。心情が理解不能だわ。どうして速攻で性玩具になったのか謎。
前回戦った時にショッキングな記憶を見せられてたけど、同時に脳内をいじられたのかな?
原作者的にはどういう設定を考えているのでしょうか。ヒロインたちは本当に心から主人公のことを好きになったのか、それともヒールで洗脳されただけなのか。アニメを見ただけでは分からないです。
普通の作品だったら、そんな短期間で好きになることはありえないので、洗脳だと断定できます。しかし、ご都合主義がはびこっているなろうの場合、ヒロインが一瞬で惚れ、即ハーレム構成員になる展開が普通にあるから判断に苦しむんだよなぁ……。
傷で居場所を探知
剣聖が主人公に「あ~ん」みたいなことをしていると、表から声がしました。「癒しの勇者に告ぐ、貴様がこの街に潜んでいることは分かっている、大人しく投降せよ」ですって。
主人公の故郷の村の人たちが王国軍に捕らえられ人質にされてる模様。
え、主人公が街にいることがバレてるの!?
ケヤルの生存と逃亡がバレてたのは分かります。顔を変えた近衛騎士隊長が生きてたわけだから。でも、この街にいることは何故分かったの?
前回剣聖が突然襲ってきたのも謎だったけど、あれはまだ百歩譲って分からんでもない。癒しの勇者ではなく、獣人の村で王国兵士を襲った犯人を探していたわけだから。
しかし、癒しの勇者が街にいるというのはどうして分かったんでしょう?獣人の村で王国兵士を襲った犯人=癒しの勇者だと判断したわけ?顔違うじゃん。
と、思っていたら少し後のシーンで説明がありました。騎士隊長レナードの傷がうずいたから分かったんだって…。
え、どういうこと?なんでそれで居場所が分かるのよ?
恨みのあまり発狂した騎士隊長は、自分で自分の顔(ケヤルのだけど)を焼きました。その傷がうずくから絶対この街にいるんだって……。なにそれ?
これがもし主人公によって付けられた傷だったらまだ分かる。ファンタジー世界だし、攻撃者の魔力が傷口に残っていて近くにいると反応する…とか言い訳ができそう。
でも、自分で自分に付けた傷がうずいて何か意味があるんですかね?それで場所が分かるっていうのは謎の理論だな…。
「騎士隊長は頭がおかしくなっていて、適当なことを言っただけなのだけど、それがたまたま正解だった」という解釈をしたほうが納得がいくわ。
ところで、人相書きを持った兵士の目がガンギマってたけど大丈夫?兵士も薬か何かでおかしくなってるのか?洗脳されてるっていう表現?カッと見開かれていてこわいんですが…。
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主人公のミス
故郷の村は襲われ、大勢が殺され、育ての親のアンナさんは騎士隊長にレ○プされたらしいです。まあ気の毒なこと……。
だだこれ、完全に主人公のミスが原因ですよね。どう考えても騎士隊長を始末しておかなかったのが悪い。この結果は主人公自身が招いたこと。
顔を変えてコロコロしておけば、主人公が生きてることさえバレてなかったでしょ…。実際フレアは死んだことになってるわけだし…。
せっかく超便利なヒールが使えるのに、しょうもないポカをやって悲惨な結果を招いてるんだよなぁ。主人公は頭が悪いっていう設定なのかな?
まあ、1話目から主人公の行動は妙だったよね。復讐対象者はボロボロ、魔王を倒し強力アイテムも手に入れたのに、わざわざ時間を戻して再度虐待を受けてんだもん。何をしたいのか分からないですよ…。
脱走兵に化ける
主人公は自分の顔にヒールを使い、前回の脱走兵(浮浪者)の顔になってお出かけします。
あの脱走兵は意味もなく出たわけじゃなかったのね。イキリシーンのために出た噛ませ犬だと思ってたわ。主人公が紋章を奪ったのも伏線だったのか。
変装(変身?)した主人公は兵士に声をかけ、軍に戻りたいから紋章を隊長に届けてくれと頼みました。
その結果、騎士隊長を呼び出すことにすんなり成功。正体に気づかれていない主人公は、癒しの勇者の居場所を話す代わりに敵前逃亡の罪を消すよう要求。
「どこにいるんだ、言え!」と怒鳴る騎士団長に対し、「あなたの目の前に」と言い、脱走兵の顔をケヤルの顔に戻してびっくりさせます。
ここすき。笑える。変顔で煽る所も面白いです。騎士隊長が同じケヤル顔なのもシュール。
さらに、麻痺毒の香を炊いていたので、騎士隊長は体がしびれて動けなくなりました。…やっぱこの世界に麻痺毒あるじゃん!どうして前回の戦闘時それを使わず媚薬を使ったんだよ!変態だから?
女体化レ○プ
ヒールで騎士隊長の記憶を探り、アンナさんが犯されている所を見て歯を食いしばる主人公。
次のシーンでいきなり見たことのない美少女が登場。
誰コレって思ってよく見たら包帯してるし、こいつ騎士隊長のレナードなのかよ~!!
いや、顔を変えられるだけじゃなく、そこまでいじれるのか!毎度のことだけどヒールが何でもありで困惑するわ!
もはや奴隷を買ったり女を仲間にする必要すらなくない?そこら変の野生動物とか家畜をヒールしたら美少女にできそう。どうせ人間の女も動物扱いしかしないのだから本当の動物でいいじゃん。
なんと主人公は復讐のため、女に変えたレナードを犯すみたいです…。え、なにそれは…。ちょっと理解に苦しむのですが…。見た目が女なら中身が男でも勃つのか?
VRゴーグルを付けてバ美肉おじさんの本体を犯すみたいなものだよなぁ。ちょっと気持ち悪く感じてしまいますよ。原作者的には男相手でもOKなのかね?そもそもケヤルガ様の頭の中では「復讐=レ○プ」なの?
と思ったら、自分では手を出さず謎のガチムチゾンビ軍団?に犯させるらしい。いきなり現れたけど誰なのよコイツら?エロ漫画に竿役として出てきそうな見た目をしてるけど一体何者なんだ!?説明してくれよ!
主人公が騎士隊長に「他人に酷いことができるのは、他人の痛みがわからないからだ」と言うけど、お前がそれを言うのか……。
ちなみにリョナラー的には他人の痛みが分かるから興奮するんだよなぁ……。むしろ痛めつけられてる側に感情移入する者までいる。SとMは表裏一体。
ヒールの限界
アンナさんを探す主人公。ヒールをしても、死んだ人間を蘇らせることはできませんでした…。
あら、そういう制約はあるのね。第4部のスタンド能力でも参考にしたのかな?
ヒールは何でもできるチート能力ではなかったみたい。隠しダンジョンの主人公はゾンビを容易く蘇生してたのにね。
ところで原作やコミカライズ版では、ヒールの限界がちゃんと説明されてるのかな?アニメだと6話まで見ても死者蘇生ができないことくらいしか分かりません。
この後、落ち込むケヤルガ様をハーレム要員たちが慰めます(意味深)。
ノルン
場面が変わり、フレア王女の妹ノルン(CV:津田美波)が登場。今回はついに喋ったぞ!目隠しされた男とSMプレイをやってる~。楽しそ~。
プレイをしながらペラペラと説明ゼリフを喋ってくれました。村人を人質にしたのはこいつの入れ知恵だったことが判明。この後、主人公の回想シーンになります。
一周目で、主人公が正気に戻ったことに唯一気づいていたのがノルンでした。
黙っていてあげるからフレアを監視しろ、さらにフレアにしたのと同じことを自分にもしろと言われます。
ケヤルは怯えていたけど、あそこを舐めさせてくれるってご褒美じゃないですか?美少女のなんて普通舐めれんぞ?この子はフレアと違って頭も良さそうだし最高じゃん。まぁ「規格外の異常者」らしいですが…。
主人公の謎美学再び
二周目ではノルンに何もされてないから殺すつもりはないらしい。
また美学がどうのこうの言っちゃってますよこの人。ノルンを生かしておいたら危険だと分かっているのに見逃すのかよ!意味不明な美学やめて!
それを言うなら、二周目では剣と砲からも虐められてないだろ?なのに3話で「絶対復讐してみせる」って言ってたんだよなぁ。一貫性のない男だなぁ…。
「こちらから手出しするのは俺の美学に反する(キリッ」じゃないのかよ!
当たり屋
ところで、ネット上では一部から「当たり屋」って呼ばれてますよね、ケヤルガ様。
これからの展開がなんとなく予想できるんだよなぁ…。相手が先に手を出すよう誘導して、被害を受けたら大義名分を得たとばかりにウッキウキで復讐ごっこを始めそう。
美学()に反しないように復讐するには当たり屋になるしかないですよね。
いや、すでに今回の騎士隊長の件が当たり屋的かも。簡単に殺せたのにわざと生かしておいて村を襲わせ、被害者側に回ることで攻撃を正当化したように見えなくもない。
あと、村の惨状を聞かされた時、狼娘に「ケヤルガ様、楽しそうな顔してる」と言われてたよね。「俺は悲しんで、怒っているんだ」と否定してたけど、ほんとにそうなの?復讐の口実ができてよかったとか思って喜んでたんじゃないのか?
まあ、主人公が望んで当たり屋行為をしているというより、神様(作者)が望んでそうさせていると言ったほうが正しいかも。
コロシアムへ
人質にされた村人たちをコロシアムへ救いに行った所で終わりです。罠だと分かっているし、命が危ないのも承知しているけど、国を正すために必要だから助けに行くんだって。
国を正す?やっぱりキャラが良くわからないですね……。いつの間にか正義の味方みたいなことを言うようになったな。
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おわりに
今回はノルンがえちえちでしたねぇ…。エロシーンが規制されていても、表情と絶対領域の描写だけで十分いけます。すごくいやらしい絵だよ。想像力を掻き立てられるわ。
ファンタジー系の服装からは、現実のものとはちょっと違ったエロスを感じますねぇ。
主人公には全く感情移入できないし、ストーリーは大して面白くないのですが、美少女キャラの絵と声優の演技が良かったから満足。
制作側の思惑通りエロで釣られてるんですよね…。ちょっと悔しい。
円盤予約が好調らしいし、露骨なエロさえ入れておけば内容ガバガバでも売れることが証明されてしまいそう…。例えば、黙れドン太郎みたいな作品も合体シーン・放尿シーンが盛りだくさんだから、性描写を自重せずアニメ化したら売れるかもしれませんね……。
余談:ノルンの声
ノルンの声は思っていたより高めでした。これはこれで悪くないのだけど、個人的にはこの声優さんの低めの声の演技が好き。
かわいらしい雰囲気のキャラより、かっこいい感じだったり、落ち着いた感じのキャラを演じている時の声がいい。ボーイッシュなキャラとか。
素人考えでは剣の勇者ブレイドの方を担当してもよかったんじゃないかと思います。まあ、色々と事情があるのでしょうし、今の配役にも不満はないです。
津田美波はDLsiteのプロ声優が出るボイスシリーズでも声高めのキャラを演じていました。世間的には高い声の演技のほうが人気なのかな?
【耳かき・爪切り・オイルマッサージ】ねこぐらし。〜ペルシャ猫少女としゃーわせナイト〜【CV: 津田美波】
余談2:なろうは海外に売れるが…
『回復術士』の円盤は海外(特に欧州)でバカ売れしているらしい。ソースは掲示板なので、信者さんのでっち上げ情報かもしれないですけどね…。
関連記事:【回復術士が1位?】ドイツアマゾンのランキングで「なろう系」を探してみた
ちなみに、なろう系アニメは意外と海外受けが良いらしく、本作のようなエログロで釣る作品以外もしっかり人気があるみたいです。配信サイトの再生数も凄いとか。
一方、日常系は海外人気が微妙という話も聞きます。国内向けだけでは商売が成り立ちにくくなっている現状、海外にも受ける作品じゃないとアニメ化されづらくなっているみたい。
すでに日常系アニメは数を減らしていますが、ますます見れなくなってしまいそうです。日常系ブームはすっかり過去のものになってしまいましたね。ファンとしては残念。『ゆゆ式』の二期が見たかったな…。
ところで『回復術士』みたいな茶番の復讐ごっこアニメでも、エロさえ入れておけば売れるのなら、日常系にも激しいガチ百合合体シーンを入れたら売れるかもしれないですね。
K社を含め出版業界は儲かるなら何でもやる方針みたいですし、ファンがエロ同人でこっそりやっていたような内容を公式が堂々とやる時代が来るのかもしれません。本作はその先駆けなのかも…。
次:見ると頭が痛くなるアニメ『回復術士のやり直し』第7話感想