なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第4話の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第4話

「最強賢者、潜入する。」の感想です。

第3話の感想はこちら

『失格紋』関連記事一覧はこちら

村に到着

主人公一行は、魔族の潜伏する村へ到着しました。前回から何日経過したんでしょうね。3話の感想で書いたように、4500kmは相当な距離なので数日経っているかも? 話数をまたぐと、その間の時間経過を誤魔化せるのが良いよね。

主人公は、以前魔法師団長に化けていた魔族のエルハルトを発見します。国王の部屋を覗いていたやつですね。

意外なことに、この魔族は、おマヌケキャラとして描かれています。主人公とギャグみたいなやり取りをした後、捨て身の肉体強化技を使うもあっさり殺害されてしまいました。

気の毒ですねぇ。前回に引き続き、弱い者いじめにしか見えない。

あとこの作品、敵を弱くしすぎじゃないですかねぇ? 戦闘能力が低いだけならまだしも、知能まで低いので全く脅威になりません。

前回、「王国の中枢に入り込んでいたのに何もしなかった魔族の行動は不自然」と書きましたが、今回エルハルトがアホキャラだと判明したので、展開に矛盾はないことが分かりました。ある意味納得ですが、敵が無能すぎると張り合いがないですね。

【回復】

別の魔族と戦闘を開始する主人公。腕を切り落とされるも、腕の方から体に戻ってきます。

いや、強すぎでしょ…。新しい腕が生えてくるわけではなく、切られた肉体がくっついて元通りになるなんて、某【回復】より強力じゃん。服まで直ってたのは驚きですよ。

前からそうでしたが、主人公が強すぎるので戦闘に緊張感がありません。薄ら笑いを浮かべながら、魔族を一方的にボコる所を見せられても面白くはないし、主人公に一切の好感を持てないのですが。

でも、こういうのをマジで楽しめる人がいるってことなのでしょうね。なろう系アニメは大人気。筆者みたいな感想を持つのは少数派なのかもしれん……。

実際「dアニメストア」のランキングでは、なろう系が上位を占めています。2022年2月24日のデイリーランキングを見てみると、

1位『賢者の弟子を名乗る賢者』

2位『リアデイルの大地にて』

3位『失格門の最強賢者』でした。

個人の意見ですが、『失格紋』はまだ見れるけど、『賢者の弟子』は、なろう系うんぬん以前にアニメとして最低品質では?

もはやアニメと呼んで良いのか分からない代物を、好き好んで見続けている層がいるのが不思議で仕方ないです。なろうが映像になってさえいれば、クオリティはどうでも良いのか?

内部から破壊

話を『失格紋』に戻しましょう。予想通り、主人公は魔族を圧倒。一方的に追い詰めるのですが、倒し方が非情にエグい。魔族の体内で魔力を暴走させ、内側から破壊しました。魔族の体が膨らみ大爆発です。

これって悪役の戦い方じゃないですかね???主人公がやっちゃいかんでしょ……。なんというか、嗜虐性を感じます。

残虐描写を入れること自体は問題ないけど、一切の葛藤なく、軽いノリでやるからサイコパスとか言われるんだよなぁ。遊び感覚を敵を殺して回るのはね……。

前から思っていたけど、なろう系の一部作品って、弱い者いじめを楽しむ背徳的コンテンツなのかもしれません。大人気の『転生したらスライムだった件』や『オーバーロード』の主人公は大虐殺をやるみたいですし。

なんでも知ってる主人公

爆心地からでかい結晶(龍脈柱)が出てきました。任意の場所に魔物を大量発生させる装置らしいですよ。王都に出るんですって。すごいね4500km離れてんのにね。不思議。

それにしても主人公は何でも知ってるんですね。爆発によって発生地点が王都から10kmずれたらしいですよ。結晶を見ただけで、魔物の発生地点が分かるのすごくない?

前から思っていたけど、主人公は魔族の動向を熟知していて不審ですね。もしやコイツが黒幕なのか…?

前世でわざと魔族を全滅させずに残しておき、王国を攻撃させる。国を非常事態に陥らせることによって、通常は得られないような地位や権益を得るという戦略なのかもしれません。

魔族がいつ攻めてくるか予想できていたりと、これ以外でも怪しい描写が多いんですよね。裏では魔族の頭領のフリをして、指示出してんじゃないの? 自作自演の戦争で利益を得ているとすると、相当邪悪なやつですねぇ!

あと、相変わらずヒロイン(金髪)は強引でした。今回はフライング抱きつきです。肉体的接触も厭わずグイグイ行くのな……。あざとくて好感が持てません。やっぱ清楚系ビッチやろコイツ。

主人公のほうも、中身がおっさんのはずなのに、顔を赤らめているのが若干気持ち悪い。なに純情ぶってんねん。

具体的な数字は不要

村の魔物を始末し終え、ドラゴンに乗って王都に帰る主人公一行。

「日が沈む前には王都に着けそうだな」とか言ってるけど無理なのでは? 超スピードで飛ばないと間に合わないでしょ?

王都まで約4500kmですからね。村に朝到着し、速攻で魔族を討伐し、昼前に帰路についたとしても、日暮れ前に帰るのはまず無理だと思います。

そもそも映像を見る限り、スピードを出して飛んでいるようには見えません。8時間で帰ろうと思ったら、時速562.5kmで飛行する必要があります。そんな速度が出ていたら髪の毛そよそよでは済まないし、下手すりゃ振り落とされますよ。

前回も書きましたが、具体的な数値を出したばっかりに矛盾が発生しています。具体的に何キロと言うのではなく、「徒歩で何日」という感じでごまかしていれば、「道が整備されてないから時間がかかるだけ。飛んでいけば近い」という風に言い訳ができたのにね。

もしくは魔道具で乗員を保護しつつ、音速飛行とかでもよかったのにね。ファンタジーなのだから適当な「魔法」で済ませてくれたほうが見やすいと思うのですが……。

中途半端に具体的な数値を出す意味が分からない。

ヒト化するドラゴン

視聴者のほぼ全員が分かっていると思いますが、OP、ED映像の赤い髪の女の子がこのドラゴンなんですね。王都に帰った後、人の姿になれる魔法で幼女になります。

なお、変身直後は服を着ていない状態です。ヒロイン(金髪)とのスキンシップでさえ顔を赤らめる主人公が、ドラゴン娘の裸を見ても平然としていたのは謎でした。人間扱いしてないからなのかね?

それなのに主人公はドラゴン娘を学校に編入させたいそうです。

ちょっと意味が分からない。ドラゴンを人間の学校に入れる意味なくね? しかも数千年生きているのだから今更教わることなんてあるんかね?

メタ的に考えると、学園ハーレムをやりたい、コレ以外の理由がないか……。

校長に相談すると、編入試験でほぼ満点を取れば入れてくれるそうです。ドラゴン娘は、筆記試験でインクを舐めるような有様だったのですが、実技試験で暴れまわったら合格しました。

凡人相手にドラゴン由来の強すぎる力を見せつける「またオレ何かやっちゃいました?」的展開ですね。主人公以外がそういうことをする展開は珍しいかも。

ただ、ほぼ満点(50点中47点以上)を取らないといけない編入試験に合格できたのはおかしいのでは? ペンやインクが何か理解できないレベルのドラゴン娘が、問題を説いて文字で回答できるとは思えません。筆記0点でしょ?

筆記試験の得点配分が極端に低い設定だったのかな? そうでないなら、コネ合格以外の何物でも無いのでは? 校長の「特別扱いしない」という言葉は嘘だったことになるけどいいのか…。

おわりに

第4話も突っ込みどころが多い内容でした。考えながら見ると疲れるけど、眠くならないのは良いかもしれません。無味無臭の作品よりはずっと楽しめます。

次回、第5話のサブタイトルは「最強賢者、仲間を得る。」だそうです。ヒロインは3人揃ったと思うのですが、まだ仲間が増えるのかな?

次回、第5話の感想はこちら

『失格紋』関連記事一覧はこちら

 

タイトルとURLをコピーしました