なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第5話の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第5話

「最強賢者、仲間を得る。」の感想です。

第4話の感想はこちら

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噛ませ校長登場

冒頭、主人公の所属する第二学園の生徒たちが、ダンジョンで結界の材料を採掘しています。

それはいいけど、なんで普段の制服のままで鉱山労働してるんですかね?作業着とか、体操服はないのか???汚れるでしょ?

さて、採掘が期待通りに進んでいないことを知った主人公は、第一学園に協力を求めることにします。しかし、第一学園の校長は要請を拒否。そのうえ第二学園を見下し、上から目線で罵倒してきます。

この校長、噛ませ犬感が凄いですね。不愉快な言動でヘイトを集めた後、主人公に倒されるためだけに存在する舞台装置。いわゆる「やられ役」としか思えません。これはなろう系作品なので「ざまぁ対象者」と言ったほうがいいかな?

視聴者・読者をスッキリさせるためだけに登場する哀れなキャラクターですね。こういうキャラが出ると話が安っぽく感じられてしまうので好きじゃないです。

なろう系において主人公に敵対する者は、同情の余地がない悪であり、性格も最悪じゃなきゃ駄目なんですかねぇ?魅力ある敵が出るなろう系作品って、少ない気がします。

あ、でも、『賢者の孫』の敵は結構良かったような…。カート君は哀れな噛ませ犬に過ぎなかったけど、親玉のシュトロームは感情移入可能ないいキャラでしたね。元は善人だったけど色々あって闇堕ち。人間的な感情を持っていたがゆえに悪になってしまった人物で、感情なき殺戮マシーンの主人公と良い対比になっていました。

『失格紋』に話を戻します。主人公はそんな校長を見て、「うわぁ、既視感のあるキャラ」と言い、幼少期を回想していますが、視聴者にとっては初見のシーンなんだよなぁ……。アニメ版では幼少期パートが丸ごとカットされているので、既視感もへったくれもないし、「誰だよ?」って感じ。

幼少期をカットしたことをスタッフは当然知っているのだから、セリフを変えるかカットすればいいのにと思ってしまいます。本作は、原作orコミカライズを読んでいることが前提の、初見お断りアニメなのかな?

対抗戦ふたたび

校長が前述のような感じなので、第一学園の協力は得られそうにありません。

そこで主人公の提案により、「負けたほうが買ったほうの言うことを聞く」という条件で、第一学園と第二学園が再び対抗戦をすることになります。結果は言うまでもないですね。

戦闘シーンはギャグ調の崩した絵で描かれ、今までとは少々雰囲気が違いました。

第一学園校長は予想通り哀れな結末を迎えることになりますが、詳細は本編で確認してください。

あと今回も国王が登場するけど、相変わらず無能っぽかったです。主人公にとって都合の良い行動しかしないので、洗脳でもされてるんじゃないかと疑ってしまいますよ。元は有能だったけど主人公に人格改造され、操り人形になっているのかも?

魔石探し

主人公は取り巻きの女の子たちを連れ、結界の核になる魔石を探しにダンジョンへ出発。「前世の俺SUGEEEE」をしつつ、彼女らにモンスターを狩らせます。

主人公自身は戦わず、高みの見物なんですよね。運動部の監督みたいな感じで「順調に成長してる……」とか言ってます。主人公がヒロインたちより圧倒的に強いのは分かるけど、少々感じが悪いですね。

あと、ヒロイン(金髪)が主人公に手を触られ、戸惑って顔を赤らめるシーンは違和感がありました。自分から主人公に抱きつくようなキャラだったのに、手を触られたくらいでその反応はおかしいやろ??清楚ぶってんじゃねぇよ!公式のキャラ紹介に「スキンシップは多め」と書かれているのに、今更恥ずかしがるのは変ですねぇ……。

これって、主人公の好感度を稼ぐため、純情なフリをしてるんですかね?清楚な女を演じているのか?

だとすると怖いです。まあ、単純に作者がキャラの設定をしっかり定めていないため、場面ごとに性格にブレが出ているだけかもしれないですが。

ドラゴン対ドラゴン

大きな魔石を手に入れるため、魔法陣を組んで魔物の召喚を試みます。ところが、ドラゴン娘が魔力を注ぎすぎたせいで、巨大なドラゴンが召喚されてしまいます。

主人公はドラゴン娘に、モブのドラゴンを説得(実際は挑発)するよう命じ、「羽つきトカゲ」というドラゴンに対する最大級の侮辱ワードを言わせます。

いや、この赤髪の子って、人間に化けてるだけで正体はドラゴンでしょ?その侮辱は本人にも返ってくるんじゃないですかね?この子にはもはやドラゴンとしてのアイデンティティが残っていないのか?しかもこの後、同族殺しをやることになりますからね。

主人公の作戦は大成功。ドラゴンにとどめを刺して魔石をゲットしました。めでたしめでたし。主人公はドラゴン娘をパーティの正式なメンバーとして認めます。

サブタイトルの「仲間を得る」というのはドラゴン娘のことだったようです。新キャラが出るという予想は外れました。

ということは、まだ仲間扱いしてなかったんですね。地味にひどくね? 主人公とドラゴン娘は前世からの仲なのにね。現世でも魔族の村まで往復したり、入学試験一緒に受けたりしたのに、他人扱いだったとは。薄情なやつだなぁ…。

また、主人公はドラゴン娘の戦闘を観察し、パーティに入るべきか審査していたようです。いやいや、初期ヒロイン二人よりドラゴン娘のほうが圧倒的に強いのだから、入れない理由がないでしょ?わけがわからない。

人間の女二人はドラゴン娘に比べれば取るに足りない雑魚なんだよなぁ……。 見るからに弱いし、戦闘で使えるのは曲がるだけのへなちょこ矢と付与と剣のみですよ。

一方のドラゴン娘は、ワンパンで巨大なドラゴン吹き飛ばせるし、踏み潰されても死なない程頑丈な体を持っています。むしろ人間二人をリストラしてドラゴン娘だけでもいいでしょ?

まあ、そういうことを言い出したら主人公以外必要なくなりますけどね。

特訓

学園に戻った主人公はヒロインたちに特訓をさせます。足場を悪くするため校庭をボコボコにした主人公ですが、これ能力で直せるんでしたっけ?

なおこの特訓シーンでは、金髪ヒロインが自分から主人公の手を握ってますね。顔を赤くしてないです。やっぱ不審ですね。なんか計算づくでかわいこちゃんを演じてるみたいで怖い。腹黒なのか?

一方でドラゴン娘はアホっぽいですが、裏表がなさそうなのがいいですね。

場面が変わり、魔族の黒幕みたいなのが出て5話は終了です。

おわりに

最後に絵について。今回はデフォルメが多めでした。今までとはちょっと雰囲気が違う感じ。あと、コミカルな演出が良かったです。ドラゴン娘がモブドラゴンから逃げてぴょんぴょん跳ぶ所は楽しかった。

静止画が多用されていたものの、ドラゴン娘の戦闘シーンはそこそこ動いてましたね。モブドラゴンの体を走って登りパンチするシーンはカッコ良かったです。ストーリーはそこまで面白くなかったのですが、映像として見る分には楽しめたかも……。

ただ相変わらず露骨な主人公アゲが続きますね。正直言ってしつこい。この手のサービスはちっとも嬉しくないので止めてほしいです。むしろ不愉快なんだよなぁ。

アニメのなろう主人公に自己投影して気持ちよくなれる層が存在するってことなんですかね?主観に近い感じで読める小説版ならまだしも、映像で客観的に主人公を見せられると、感情移入が難しくないですか?

個人的に、薄ら笑いを浮かべながら格下を潰していく主人公は好きになれませんし、感情移入も一切できません。でも「dアニメストア」では大人気だしなぁ…。筆者みたいな感想を持つ奴のほうが少数派なのかなぁ……?

次回、第6話のサブタイトルは「最強賢者、学園を出る。」

主人公は早くも学園を辞めてしまうのでしょうか!?楽しみですね!

次回、第5話の感想はこちら

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