なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第6話の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第6話

「最強賢者、学園を出る。」の感想です。

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魔族が攻めてきそう

冒頭、第二学園の生徒たちがきれいに間隔を開けて整列しています。なんかシュールな絵面ですね。ソーシャルディスタンスなのでしょうか?緊張感があるシーンのはずなのに、間の抜けた画面に笑ってしまいます。

校長は結界の構築を始めることを宣言。一方、ダンジョン内で何やらよくわからない作業をしている主人公は、「魔力装置が異常な動きを感知した」という報告を受けました。魔族が現れたようです。

タイミングが良すぎるので、情報が漏れてるのではないかとヒロインの二人(金髪、銀髪)は訝ります。しかし主人公は、魔族の移動魔法に反応しただけだと語り否定。

いつもながら主人公は魔族の動向に精通していますね。やっぱこれ、主人公が黒幕で魔族をけしかけてるパターンじゃないの??自作自演の戦争で利益を得ようとしているような気もします。まあ、これはなろう系なので、そういったどんでん返しはないのでしょうけど。

森に現れた魔族

作業中で手を離せない主人公は、ヒロイン二人に魔族の迎撃を命じます。

魔族の出現地点に到着したヒロインたちは、異空間(魔道?)から出てきた魔族を矢と剣で瞬殺。なんか急に強くなりましたね。前回から、どれだけ時間が経過したんでしょう?短時間の訓練でここまで強くなれるのかな?

ところで、ヒロイン二人に同行しているモブの女の子が気になりますね。この子は何者なのでしょうか?何の説明もなく登場し、さも以前からいたように振る舞っているけど、視聴者はこんなやつ知らないんだよなぁ……。

モブの女の子は、全力疾走したヒロイン二人が息切れせず平然としていることや、付与魔法、魔族を瞬殺したことに驚愕します。

もしやこの子は、ヒロインたちをヨイショするために配置されたキャラなんでしょうかね?主人公のおかげで強くなったヒロインを称賛すると、間接的に主人公を称賛することになりますからねえ。

あと、三人が走っている所を前から映したシーンですが、モブの腕の動きが変じゃなかったですか?肘から先しか動いていないので違和感がありました。ただこれ、運動が苦手な感じを演出するためにあえてそう描いた可能性もありますね。作画クオリティが低いというわけではないのかも。

犠牲が大きい移動魔法

王都から強い魔力を感じ、すぐに引き返すヒロインたち。主人公が言うには、二人が感じた魔力の正体は、魔族が使う魔道より高位の魔法なのだそうです。仲間を生贄にすることによって長距離移動ができるんですって。なんか、効果に対して犠牲が大きすぎじゃね?

移動するためだけに仲間一体の命が必要というのは割に合わない気が。よっぽど上手に使わない限り、犠牲の方が大きくなると思います。そもそも魔族って数がいないでしょ?貴重な戦力を自ら減らす自滅技にしか見えないんですが。

しかも魔族は、背面から奇襲するわけではなく、バカ正直に真正面から襲ってきてますからね。生贄を使ってまでワープする意味がなさすぎる。マジで魔族はアホですね。

ところで以前登場した、王国から4500km離れた村に逃げた魔族も仲間を生贄にして逃走したのかな?

付与魔法には期限がある?

襲ってきた魔族を迎え撃つ学生たち。しかし今回の魔族は強く、通常の攻撃が通じません。金髪ヒロインが魔法を付与した矢で倒すしか無いようです。

何回も付与を試しますが失敗が続き、このままでは仲間がやられてしまうと焦る金髪ちゃん。緊迫感のある場面ですが、予め付与しておくわけには行かなかったんですかね?付与の効果は長持ちしないという設定があるのかな?

なんとか魔族一体を倒すことに成功したヒロインたちですが、追加で複数体の魔族が攻めてきました。

魔族たちは余裕しゃくしゃく。「誰が一番殺せるか競争するか」などと言っています。余談ですが『賢者の孫』では、主人公サイドの人間が同じようなセリフを吐いていたんですよね。あの作品はところどころ倫理観がおかしかった気がします。

絶体絶命!ここままではみんなやられちゃう!というところで、予想通り主人公が登場。魔族たちは数秒で狩りつくされてしましました。いや、早く来いよ主人公……。主人公がいれば苦戦することもなかったのにね。結界の準備がそんなに大変だったのかな?

メタ的見ると、ヒロインたちを活躍させるため&緊張感のあるシーンを作るため、主人公にはしばらく引っ込んでいて貰わないといけなかったのかもしれません。

大人がいない設定?

魔族を撃退したものの、次は大量の魔物が街を目掛けて押し寄せます。

それにしても、街を守るため戦闘してるのは第二学園の生徒と校長だけなんですよね。前から思っていたけど、この国には成人の兵士がいないのでしょうか?

なお、学園生徒の年齢は、現代日本の中学生相当です。第1話は12歳になった主人公が学園に入るという話でしたし。

すなわち中学生を兵士にして国を守らせているってことになります。冷静に考えるとイカれた世界ですね。子供が前線で戦うなんて、もう滅びかけの国なのかなって感じ。

本編では描かれてないけど、何度も戦争があって成人の兵士はみんな戦死したという設定なのでしょうか?子供と老人しか生き残ってないのか?

というか、第一学園の生徒はどこに行ったんでしょうね?彼らは生きてるはずでしょ?まあ、前回の対抗戦を見て分かるように、戦力としては第二学園に及びませんからね。足手まといにしかならないので前線には出ず、どこかに避難でもしてるのかな?

強すぎると盛り上がらない問題

罠と、第二学園生徒の奮闘により雑魚を狩った後、主人公一行が参戦。大きな魔物と戦います。

主人公はドラゴン娘を放り投げ、魔物にぶつけて倒しました。ドラゴン娘が出るとリアリティラインが変わり、急にギャグ調になりますね。

その後、融合によって巨大な魔物が現れますが、主人公にとっては雑魚でしかなく、素材と経験値稼ぎの対象としてしか見られていません。

うーん……こいつがいると緊迫感ある戦いが描けなくなるのは事実よな。この作品に限りませんが、主人公を強くしすぎると盛り上がるシーンが作りにくくなりそうです。

毎度のことながら理屈をあれこれ語りながら戦う主人公。魔物の首を切って倒します。

銀髪ヒロインの「たおせたのー?」の言い方がなんか好きでした。声をひそめて尋ねる感じ。声優の力は大きい。声が付くだけでキャラに厚みが出るのは良いですね。

サブタイトル回収

主人公は校長に、学園を辞めて旅に出ることを告げました。校長は主人公の実績を利用したいので、特殊特待生として籍を残すことを提案。さらに、ヒロインたちにも同じ条件を提示し、主人公と旅に出ることを許可してくれました。

そういうわけで、四人は学園を離れ旅に出ることになります。ただ個人的に思うのですが、ヒロインたちはドラゴン娘を除き、学園に残って勉強を続けたほうが良かったんじゃないかと。

主人公は中身オッサンですし、ドラゴン娘は5000年以上生きてるので構わないのですが、残り二人はあくまで(年齢的には)中学生ですよ。戦闘以外にも学ぶべきことがあるはずです。せっかく学園に入ったのに知識教養を身に付けぬまま出るのはもったいない。

まあ、中世風異世界なので、大多数の庶民は学校なんて行かないのかもしれんけどね。教養など不要で、学校を卒業しなくても問題なく生きていける世界なのかもしれません。

ただ、二人はそれなりにいいとこの娘だと思われます。主人公に付いていくと脳筋のパワー馬鹿になりかねん。親が悲しむかもよ?

銀髪の方は、親の言いつけで嫁がされるのが嫌で学園に入ったので問題ないかもしれませんが、金髪の方はどうなんでしょう。出自は語られていないけど、お嬢様っぽいし多分どこかの偉い貴族の娘なんだと思います。

原作にはヒロイン生い立ちが書かれてるんでしょうかね?なろう作品の場合、作者がキャラの出自・経歴を知らないことがあるので怖いんですよね。この作品がそうなのかは分かりませんが。

おわりに

なんだか相変わらず展開が速いですね。たった1話で魔族・魔物との決戦があっさり終わり、学園を出るシーンまでやってますからね。この前学園に入ったばかりのドラゴン娘が、すぐ出ることになったのはちょっと不思議な感じもします。

実際、作中では何ヶ月も経過しているのかもしれませんが、視聴者からすると数日で様々な出来事が起こったようにも見えます。

ただまあ、ダラダラやられるよりはよっぽどいいですね。突っ込みどころが多いアニメですが、テンポが良い所は好印象。見ていて眠くなる冗長なシーンが無いのは非常にありがたいです。

なんだかんだ見やすいアニメなんですよね。

次回、第7話の感想はこちら

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