なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第7話の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第7話

「最強賢者、旅路を往く。」の感想です。

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迷宮都市へ旅立つ

冒険者になった主人公たち四人は迷宮都市を目指します。

迷宮の上に街があることを聞いたドラゴン娘が、楽しげに「エフフフフン」と笑う所が良かったです。人間の姿をしていても普通の人間とはちょっと違う感じ。何千年も生きてるドラゴンらしい、超然とした生き様を感じさせる笑いでした。

それに、無表情なことが多いドラゴン娘が無邪気に笑うのは単純に可愛らしかったですね。

目的地までショートカットするため森を突っ切って行きたい主人公ですが、ヒロインたちは森には知能の高い魔物がいるので危険だと反対します。しかし、そのことを聞いた主人公はむしろ魔物に興味深々の様子。

いやいや、主人公にとってはどんな魔物も格下の雑魚でしょ?前回のでっかいやつも余裕で倒してたし、今更森で出るような魔物に興味持つ理由が謎です。

ところで学校を出たのに、相も変わらず制服(学生服)を着ているのは何故なんでしょうね?第5話で採掘作業をしていた生徒も制服のままでしたし、新たに服のデザインを考える手間を省いた結果こうなったのかな?いやでも、第1話の三人は私服着てたよな……。

飛べないドラゴン

結局危険な森へ入ることになった一行。まあ、主人公とドラゴン娘がいるのでどんな魔物が出ても瞬殺できるよね……。そういう意味では危険度は低そう。人間のヒロイン二人も強くなってますしね。

いざとなれば私が乗せて飛びますよと言うドラゴン娘に対し、主人公は、翼が治療中だから駄目だと言います。

ここは少々意味が分かりません。この前、平気で約4500km飛んで往復してたじゃん!ちょっとぐらい飛べるでしょ?なんか不自然な感じです。あの後、さらに翼が傷んだのかね?

どうもこれ、ドラゴンが飛んでしまうと道中の話が描けなくなるので、作り手の都合で無理やり飛行能力を封じられている感じがします。一瞬で他の街に行けてしまうと、ストーリー進行上都合が悪いのでしょう。

でも見せたいシーンありきで、以前出した設定や描写を無かったことにするのは頂けません。エピソード単独で見れば問題ないのでしょうが、前後のつながりが変になります。

本作は一話完結型の作品ではなく、各話のつながりがあるストーリーものなのだから、その辺の辻褄合わせはしっかりやってほしいです。

物語の外側にある作り手の意図が見えてしまうと、話に入り込めなくなります。よく言われることですが、キャラが自分の意志で動いているのではなく、作者の都合によって動かされているように見えると視聴者は白けてしまいます。視聴者をもっと上手に騙してほしいですよ。

魔物を食べる

お腹が空いたので魔物を狩って食べることに。

ヒロインたちは魔物が食べられるということを知らず驚いていますが、主人公いわく、全てではないものの食べられる魔物もいるそうです。『失格紋』はそういう世界設定なんですね。

ちなみに某狐作家の作品の場合、魔物肉は毒抜きしないと食べられません。

食材だけではなく、調理器具も現地調達だそうです。金髪ヒロインは足元の土から鉄を精錬して鍋を作成しました。なんというか…やたらと高濃度の鉄分を含んだ土なんですね。

一方のドラゴン娘は近くに生えている木をパンチで砕いて薪にします。

いや、生木じゃ火がつきにくいでしょ?枯れ木や倒木を利用した方が良いのでは?焚き火や薪ストーブに使う木は一般的に、1~2年乾燥させたものらしいですよ。

とはいえ、火の魔法がある世界なのでなんとかなりそうな気はします。高火力の魔法で着火してしまえば後は燃えそう。最悪、水分が飛ぶまで魔法を当て続ければいいわけですし。

メシマズ

銀髪ヒロインは激マズ料理しか作れないという設定が明かされました。家で料理を禁止されていたと語ってましたし、あまり作ったことがないからなのかな?

意外にも銀髪ヒロインのバックグラウンド設定はしっかり考えられていそうです。親の命令で結婚させられるのが嫌で家を飛び出したと第1話で言ってましたし、今回料理を禁止されていたことも判明しました。なんか厳しい家庭だったんでしょうね。

一方、金髪ヒロインは謎が多いままです。

爆発する迷宮都市

主人公一行は森を抜け、迷宮都市に到着します。

しかし街は予想外に寂れていました。さらに主人公たちの目の前で街灯が大爆発します。住人によると、街灯の爆発により今年だけで10人は死んでいるらしいですよ。

危なすぎやろ!訳わかんねぇ!なんでそんなもん使ってんだよ!

……と思っていたら、金髪ヒロインが突っ込みを入れてくれました。話によると、領主の命令で危険な街灯しか使えなくされているようです。

また、領主はほとんどの冒険者を強制的に迷宮に送り込んでおり、それが人の少ない原因だそうです。これってやっぱり、魔族が領主に化けているというパターンなのかな?

怪我人を【回復】

迷宮に入る許可証を手に入れるため冒険者ギルドを訪れる主人公一行。受付嬢と話をしていると、別の受付嬢が慌てて入ってきました。治癒魔法を使える人を探しているようです。

主人公が付いていくと大量の怪我人が床に横たわっていました。魔物の犠牲者だそうです。医者は全員助けるのは無理だと諦めていましたが、主人公の治癒魔法とヒロインたちの協力により全員救いました。

こういうシーンってなんか既視感がありますねぇ~。最近だと『ありふれ』2期で見た。何年か前には『賢者の孫』で見た。

主人公が治癒魔法を使うと患者の傷が完全に塞がるようです。以前主人公は切られた自分の腕をくっつけていたけど、やっぱ他人にも【回復】みたいなことができるんですね!攻撃だけではなく回復までできるとは!さすがチート主人公ですね!

ラブコメ?

宿屋の同じ部屋で寝ることになった主人公一行。金髪ヒロインは主人公のことを意識し、ドキドキします。

まだここまではまだわかる。しかし、なんで主人公まで緊張してるんですかねぇ……。こいつ中身オッサンやろ?

これまで主人公がウブなリアクションを見せるシーンが何度かありましたが、若干キモくないですか?転生設定なのにそれをやるとヤベェよ!リアル中高生同士がやってるなら微笑ましいけど、中身オッサンだとヒジョーにキツイ!

あと、なんでこんなやっすいラブコメみたいなシーン入れるんですかね?視聴者はこれを求めてるんでしょうかね?

それに、現代が舞台のラブコメの描写をそのまま拝借している感じなので、異世界チート系の世界観と若干合わなくないですか?

ダンジョンはカット

翌日、主人公一行はダンジョンに向かいますが、内部の様子は描かれませんでした。冒険者ギルドに獲物を持ち帰ったシーンまで飛びます。

その夜主人公は、領主の手先が自分たちを付け回していることに気付きます。「化けの皮を剥いでやる!」とニヤつく主人公の顔が映って次回に続きました。

おわりに

今回は意外と良かったですね。結構好きな話でした。突っ込みどころは相変わらず多めですが、これまでの学園編より面白いと思います。

魔物を食べるシーンのほのぼのとして空気が良かったですし、今までより女の子の表情が豊かな気がしました。

ただ、相変わらずイキリ要素があったのは残念。大人や権力者にナメられたりバカにされたりする→上から目線のイキったセリフで反論→チートな実力を見せつけ平伏させる。このパターンがほぼ毎回入るというね……。

毎回イキリと主人公ヨイショを入れないと駄目なんかなぁ?なろう系作品にはその手のノルマがあるんすかねぇ?

次回、第8話サブタイトルは「最強賢者、街を救う。」だそうです。たぶん魔族が化けた領主を倒す話になるんでしょうね。楽しみです。

次回、第8話の感想はこちら

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