なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第10話の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第10話

「最強賢者、連携する。」の感想です。

前回、第9話の感想はこちら

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ラクガキ

前回ラストシーンのチンピラを倒した直後から始まりました。ドラゴン娘が眠っている銀髪ヒロインの顔にラクガキします。

この子普段は人間なんて眼中にない感じだったけど、何か恨みでもあったんですかね?あのスープの件を根に持ってるのか??すごく悪い顔してたけど、ただのイタズラだったのかな?

ところで、なろう系作品の傾向として、ヒロイン同士が交流する描写が少なくなりがちだと言われます。基本的に主人公中心で物語が構成されているので、主人公と各ヒロインの交流は描かれても、ヒロイン同士が会話したり仲良くなったりする描写は少ないようです。

主人公との交流というのは基本的にヨイショ・称賛になってしまうので、他のキャラとの絡みがないと素の人格が分からない。なろうヒロインは人格が薄いとか、オ○ホとか、トロフィーワイフなどと言われるのも、それが原因なのかもしれません。

そういう観点では、今回のラクガキエピソードは悪くないのではないでしょうか。何を考えてるのか分からない所がドラゴン娘の魅力ですし。

魔族に支配された街

主人公一行が目的の街の近くに到着。隠れて様子を覗うと、街は魔族だらけでした。

やっぱりな……。前回(第9話)を見た視聴者はみんな予想してたでしょ。

魔族は群れないはずなのに沢山いるのはおかしいと抗議するヒロインたちに、「よく覚えてたな」と上から目線で応じ、講釈を垂れる主人公。

街にいるのは厳密に言うと魔族ではなく、亜魔族だそうです。珍しい亜種なんですって。珍しいのにたくさんいるんだ……。

なお、この場面の背景のイメージ画像(亜魔族の影絵みたいなやつ)は、なんとなく可愛らしい。ポップでファンシーな感じでした。

あと、ドラゴン娘が主人公の話に一切興味を示さず、呆けたような表情で突っ立ってるのが妙に面白かったです。人間とは別の次元で生きてるな。

ゾンビ化

主人公は秘密の入り口を発見、下水道から街に潜入します。毎度のことですが、主人公はなんでもお見通しですね。説明はなかったけど、もしや転生前の時代からあったから分かったのかな?

下水道のネズミにビックリして、とっさに主人公に抱きつく金髪ちゃん。ここ数回はこういうシーンがなかったけど、スキンシップが過剰という設定は忘れられてなかったんですね~。

落ち着きを取り戻し、抱きついたことを平謝りする金髪ちゃんですが、これ演技じゃないんですよね?演技か素かによって、キャラの評価が変わりますね。計算でやってるならとんでもないビッチだぞ。あざといなぁ~。

あと主人公の青臭い反応も気持ち悪い!中身が中学生なら微笑ましいけど、転生者のオッサンだぞ!

その後、壁に入り込んで見張りを無力化する主人公。壁抜け魔法便利すぎじゃないか……。まさにゲーム的な意味でのチート技ですね。あと、亜魔族は皮膚が青いんですねぇ……。

下水道から地上に出ると、街の人達は全員目がイッてました。口を開けて、フラフラとゾンビみたいに徘徊しています。

亜魔族がヤバいお薬でも撒いたんですかね?

主人公たちが調べたところ、街の人達は魔法で洗脳され、工場で、人類を滅ぼすための兵器を製造させられているようです。

敵の目的が分かった主人公は亜魔族の殲滅を決意。いつも通りですね。

ところで、洗脳されたフリをして工場に侵入する必要はなかったのでは?さっきの壁抜けを使えばよかったじゃん…。

作戦要る?

わざわざ回りくどい作戦を立て、亜魔族を一体ずつ狩っていく主人公ですが、そんなことをしなくてもゴリ押しで勝てるように見えます。主人公かドラゴン娘だけで十分勝てそう。

連携がどうとか、「仲間は頼もしいものだな」とか言ってるけど、そんなもの不要では?主人公とドラゴン娘の負ける所が想像できない。

実際ドラゴン娘を斬ろうとした亜魔族の剣が砕けてるんですよね……。相手の攻撃が通らないんだから、負ける要素がないでしょ。

正直、主人公側の一方的な虐殺にしか見えませんでした。正面突破でも勝てるのに、壁や地中からニュッと現れ背後から不意打ちするのはセコくないですか?

そもそも圧倒的に強い側が奇襲をする意味はあるのか?

あと主人公が魔族を「何人」ではなく、「何匹」と数えているのは感じ悪い。敵とはいえ、高い知能があり言葉の通じる相手を動物扱いするのはヤバい。サイコな感じで一切好感が持てないです。

無意味な助っ人

主人公たちが亜魔族の大半を倒した後、前回の戦闘狂男がやってきて、残った敵をバサバサと斬っていきます。

なぜここで加勢……?作劇上の意味がわからない。

圧倒的に優勢だったのに、助っ人が来ても意味がないでしょ?こういうのって、主人公のピンチに現れるから熱い展開になるのであって、圧倒的に有利な状況で現れても茶番にしかならないのでは?

しかもこいつ、呼ばれてもないのにしゃしゃり出ておきながら苦戦してるんですよね。何しに来たんだよ!全くいらんやろ!

これってもしかすると、設定上の都合で主人公が苦戦する展開を描けないから、別のキャラに苦戦してもらっているということなのでしょうか?

主人公が強すぎる設定である以上苦戦すると矛盾しますし、主人公が追い詰められる展開を書くと読者から怒られます。でも、苦戦しながらなんとか勝利する熱い展開も書きたい。だから、サブ主人公みたいなのを出して苦戦させたということなのでしょうか?

まあ、現主人公のマティアスくんには撤退してもらって、こいつが主人公になったほうが面白そうではある。

おわりに

今回も変な展開が多かったです。でもアニメとしては悪くない気がします。ヒロインたちの見た目は可愛らしいですし、ポップな演出を入れつつ、話がサクサク進むので見やすい。

ただ、主人公が常にドヤ顔でイキっているのは個人的に不快要素ですね。しかし、そういう感想を持つのは少数派かもしれません。主人公がイキってる所を見たいという需要があるので、この手の主人公はいなくならないんでしょうね。

次回、第11話は「最強賢者、強敵と相対する。」

「最強」である主人公に、「強敵」などというものが存在するのでしょうか?

とはいえ最終回も近いので、ついに主人公を苦戦させる敵が登場するのかもしれません。楽しみですね!

次回、第11話の感想はこちら

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