なろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第12話(最終回)の感想

2022年冬のなろう系アニメ『失格紋の最強賢者』第12話

「最強賢者、再び旅立つ。」の感想です。

前回、第11話の感想はこちら

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謎のあらすじパート

今回はあらすじから始まりましたよ。主人公がこれまでの出来事をモノローグ形式で語っています。

こんな解説パート今までなかったような……。最終回にして尺が余ったんでしょうかね? ハイペースでやりすぎて内容が足りなくなったのかな?

あと、OPが普通に流れましたね。アニメの最終回には、OPなしで本編が進み最後にOP曲が流れるパターンも多いですが、本作は違うようです。

余談ですが、一年前に放送された『回復術士のやり直し』の最終回は、尺余り感が強かったですね。Aパートでメインのストーリーは終了。残りは犠牲になったキャラの墓参りをしたり、いまさら各ヒロインの紹介をしたりと、特に意味のない内容で尺を稼いでいました。

テレビ放送する作品は尺が厳密に決まっているので、構成が難しそうです。真っ黒な画面を流すわけにはいかないため、メインのストーリーが終わった後もキャラに何かをさせないといけません。結果として間延びしたような内容になることも。

一方ネット配信限定の作品(例えばネトフリのドラマなど)は、話数ごとに長さがかなり違うことがあります。物語的に区切りの良いところですぐ終わらせることが可能なので、そっちのほうが作り手はやりやすそう。

雑魚魔族が復活

魔剣を回収したヒロインたちは、主人公の所を目指しますが、第3話で倒したはずの魔族が襲ってきましたよ。

3話では主人公に翼を切られ地面にめり込んでたのに、生きてたのかこいつ……。というか、主人公はトドメを刺さなかったのか? 普通に街中に放置して帰ったってこと? それとも親玉の力で復活したのか? 亜魔族みたいにゾンビ化した感じではないようですけど……。

そんな感じで、私(筆者)が不思議に思っていると、魔族の親玉が事情を解説してくれました。王都に保管されていた魔族の死体を蘇生したらしいですよ。

いや、そんなものを何故わざわざ保管してたんですかね……? 火葬しておけば復活しなかったんじゃね? 現実世界でも、復活の教義がある宗教を信じる人は火葬を嫌がるらしいですし。

なお作中では、魔族の死体を何に使う予定だったのか明かされることはありませんでした。

成長描写

以前は魔族とまともに戦えず、主人公に守ってもらうだけだったヒロインたちですが、今回は同じ魔族に圧勝していました。

このような成長が分かるシーンがあるのはいいですね。時間の経過が感じられます。

また、ヒロインたちのピンチに、本名不詳のモブ子ちゃん(第6話に登場)たちが助けに来てくれる所も良かった。最終回らしい王道展開ですね。第10話にあった、戦闘狂男の無意味な加勢とは違う。

不死身の男

魔族の親玉に負けそうになった主人公は、再び転生ガチャをしようかと考え始めます。来世では魔族の親玉の力も弱くなっているかもしらないので、勝てるかもしれないとのこと。

そんなことを考えていると、ついに魔剣が届きます。これで勝てると喜んだのも束の間、スキを作った主人公は背中からバッサリと切られてしまいました。

『失格紋の最強賢者』完。

……と思いきや、やっぱり復活するのねこいつ。まあ、簡単に死ぬはずないわな。以前に切れた腕がくっつく描写もあったしね。ちなみに今回の復活は魔剣の効果だそうです。

この後の展開はいつも通り。魔族を一方的に倒して終了です。本作も『回復』と同じくAパートでケリが付きましたね……。

おまけパート?

あっさり親玉を討伐したので、Bパートは王様に謁見して褒美を頂くという何度も見たシーンに。やっぱ尺余り感がありますね。

あとはヒロインたちと道具屋に行く平和な話でした。主人公は文明レベルが低いとマウントを取ったり平常運転。

次のストーリーの導入らしきものもありました。隣国から木の人形の兵士が襲ってきたようですよ。主人公によればこれも魔族が操ってるようです。

主人公が金髪ちゃんにプレゼントを渡し、次の冒険に出発して終わりです。めでたしめでたし。結構綺麗に終わりましたね。

第12話のまとめ

主人公の戦闘シーンだけではなく、魔剣を手に入れるため奮闘するヒロイン二人の描写をしっかり入れたのは良い判断だと思います。

今まで称賛係としてしか描かれず、足手まといにしか見えなかったヒロインたちに活躍の機会が回ってきたのは喜ばしいことですね。成長も見えましたし。

これまでのように主人公が一瞬で敵を倒して終了という流れではなく、武器が届くまでの時間稼ぎとして戦うという展開だったので、まあまあ盛り上がったかも。

全話振り返っての感想

おかしな部分は多いけど意外に見やすいアニメという印象でした。

突っ込みどころが多いものの、テンポは良いし、ヒロインたちのデザインは可愛らしいので面白おかしく見れましたよ。良くも悪くも駆け足で進むので、退屈で眠くなるということはありませんでした。

これで主人公のイキりさえなければ文句はなかったんですけどねぇ。定期的にイキりを入れないといけないノルマでもあるんでしょうか? マーケティング的に求められているのか?

本作の主人公は、アニメ化されたなろう系主人公の中でも、特に好感度の低いキャラでした。常に上から目線でマウントを取るし、薄ら笑いを浮かべながら格下の敵を殺しまくるサイコ野郎。全く良い印象を持てません。

作画は所々怪しい部分もありましたが大きく崩れることはなく、比較的安定していたという印象。メチャクチャよく動く訳ではないけど、極端な手抜きや崩壊はなく、アニメーションとして十分楽しめるレベルになっていました。

個人の意見ですが、アニメ化する作品は最低でもこのくらいは動かして欲しい。紙芝居は勘弁です。

おわりに

そろそろ春アニメが始まりますね。作品一覧はまだ確認していませんが、なろう系作品は数本あると思われます。なろうアニメブームは終わる気配を見せていませんからね。

ちなみに『失格紋』と同じ原作者の『転生賢者の異世界ライフ』は、夏アニメだそうです。

「弱すぎって意味だよな?」のコマがバズって叩かれていたけど、漫画版を試し読みした限りでは意外と悪くなさそうでした。最低でも『失格紋』に比べ主人公の不快感は少ない感じでしたよ。

春は、なろう系ではないですが、『まちカドまぞく』の二期(2丁目)は見ようと思っています。

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