【検閲】DLsiteのレビューが参考にならない件&地雷対策

DLsiteでR18同人ゲームを買ったら地雷でした。久しぶりにやられたぜ!

お金と時間を無駄にしてしまいメチャクチャ悔しいです。しょーもないエロシーンを見るために、ゲーム性皆無の虚無を長時間プレイさせられ腹が立ちましたよ。

体験版の時点で若干怪しい感じだったけど、レビューの評価は高いし、同サークルの過去作は悪くなかったので大丈夫だろうと油断してポチってしまった…。

DLsiteのレビューはヨイショ感想欄でしかなく、購入の参考にならないことは知っていたのですけどね…。イラストやシチュエーションがエロそうだったので、下半身に思考を支配され、絶賛コメントを鵜呑みにした自分が愚かでした。

この記事では地雷ゲーに腹が立ったついでに、以前から感じていたDLsiteのレビューシステムに対する不満を書きます。

なお、当該ゲーム感想については別の機会に書くかもしれません。

絶賛しかないレビュー

単刀直入に言って、DLsiteのレビューは機能していません。購入の判断にはほとんど役に立たない。なぜなら作品を絶賛するようなレビューばかりだからです。悪い点はまず書かれていません。

DLsiteの作品レビューには運営による審査(検閲)があり、好意的なレビューしか掲載されないという状況が長く続いていました。批判のみのレビューは当然掲載拒否ですし、好意的な感想の中に少し改善要望が書かれているだけでもアウト。

2019年以降、審査基準は以前より緩くなり、批判も載るようになったと言われていますが、それでも好意的なレビューばかり並んでおり、批判意見はほぼ存在しません。

否定的な意見が完全にシャットアウトされていた頃よりはマシですが、「称賛8割、改善点の要望2割」くらいの内容でギリギリ掲載されるという印象。未だに自由なレビューとは程遠いように感じます。酷評でも普通に掲載されるAmazonレビューとは次元が違う。

また、運営の審査を通ってもサークル側の意向によって削除されることがあるようなので、救いがありません。

ヨイショ文章

DLsiteのレビューは名目上「レビュー」と呼ばれていますが、実質的には別物だと思います。ヨイショ文章と表現したほうが適切。はっきり言ってサクラレビューと大差ないです。

ある作品をつまらないと思ったり、酷い出来だと感じたりしても、素直な思いを書いてはいけません。運営またはサークルによって弾かれます。

掲載されたければ作品の良い所を頑張って見つけて褒めましょう。運営やサークルのご機嫌取りをするのがDLsiteレビューの「マナー」です。

最低最悪の駄作だと思っても、作品の悪い部分には全て目をつぶり、わずかに存在する良い部分を盛りに盛って褒めちぎらなければなりません。

それはもはやレビューと呼べるものではなく、提灯記事の一種ですね。

購入者側にしてみればたまったもんじゃありません。作品の良い部分だけではなく悪い部分も知った上で購入の判断をしたいのに、それができないようにされているのですから。

良い部分しか書かれていないレビューなんて、何の役にも立たないですよ。その良い部分も、無理矢理でっち上げられている場合が多いですし、読むだけ時間の無駄だと思いますね。

DLsiteのレビューは購入者のためのものではなく、サークルのための販促ツールだと考えたほうがいいでしょう。大したことのない作品を名作のように見せかけ売上をアップしたり、クリエイターのモチベーションを高めたりするのが目的。

購入者にとっては読む価値のない文章です。真に受けたら馬鹿を見る。

ポイントで高評価を買う

FANZA同人と比べると、DLsiteではひとつの作品に多くのレビューが付いています。販売数が極端に少ない作品を除いて、複数のレビューが付いているのが普通です。

前述の通り検閲が厳しく、率直な感想が書けないシステムなのに、なぜわざわざレビューを投稿する人が多いのか。

それは、レビューが掲載されると作品購入に使えるポイントが貰えるからです。

レビューが掲載されたら必ず50ポイント、発売開始から一週間以内の作品のレビューならさらに50ポイント、掲載された自身のレビューをTwitterでシェアすると20ポイントが手に入ります。

全ての条件をクリアすると120ポイント(120円相当)がGETできるので、思ってもいないことを書くようになりますよね…。動機付けとしては十分です。

最初は素直なレビューを書いていた投稿者も、掲載不可を繰り返すうちに学習します。「ここでは絶賛レビュー以外載らないのだな」と理解したら、ポイント欲しさに褒めちぎるようなレビューを書くようになりますよね…。

本心で褒めている人がどれだけいるのか怪しい感じですよ。ヨイショが過剰で雰囲気のおかしいレビューが多いし、腫れ物に触るような文体のレビューばかり。自身の感情を抑え、ゴマすりに徹している感じで不気味です。

以前とは違いネガティブなレビューも掲載されるようになっていますが、やはりストレートな批判は弾かれやすい。一通り褒めてから、可能な限りやんわりとした表現で批判しないといけません。

そういった文章を書くのは手間がかかるので、ポイントが欲しいだけの人は相変わらず、思考停止でベタ褒めレビューを書くことになります。それが一番楽で確実だからです。

そういうわけで、運営の検閲が緩くなったというのが事実だったとしても、レビューの信頼性はほとんど改善されていないように思います。

低品質作品が淘汰されない

絶賛レビューしか書けないことによって生じる別の問題について書きます。

同人活動というのは、ある意味趣味の延長。商業作品としては展開しづらいニッチなジャンルの作品を出せるという魅力があります。損得勘定抜きで、作者のこだわりを100%注ぎ込んだ濃い作品を出すことも可能です。

しかし、そのような同人活動本来の趣旨から外れ、カネが儲かればそれでいいと考える志の低い輩も存在します。同人ゴロと呼ばれる連中ですね。

彼らはイラストなどを外注し、低品質な成人向けゲームを大量に製作、販売。悪評が広がると無関係を装った別名義のサークルを立ち上げ、同じことを繰り返します。

そういった焼畑農法のようなビジネスモデルによって、外観だけ整えた低品質な作品、いわゆる地雷が数多く生み出され問題になっています。

代表的な同人ゴロは50以上のサークルを併用しているらしい。サークル名や外注先のイラストレーターを変えてくるので見抜くのが難しく非常に厄介です。

◆参考(外部リンク):ヨガチカ とは【ピクシブ百科事典】

地雷作品を誤って購入してしまった場合でも、検閲のせいで批判的なレビューを書けないのは問題だと思います。

絶賛レビューばかりだと、優良な作品だと誤認して購入する次の被害者が出ることになります。これは運営が詐欺まがいのサークルに加担しているようなもの。ちょっとマズいのでは?

同人ゴロに関する予備知識があれば警戒することもできますが、最近同人作品を買い始めた人はあっさりやられてしまうのが目に見えています。同人ゲームはネット上でもあまり話題にならないですし、悪質サークルを周知するのは難しいと思います。

また、同人作品の感想はネットで検索しても見つからないことが多いです。万単位で売れている作品ならまだしも、売上が数百~数千レベルの作品では誰も言及していないのが普通。

その結果、ユーザーの情報源は販売サイトのレビューのみになります。そのレビューが参考にならないのでは困ってしまいますよ。地雷に怯えながら博打感覚で買うしかなくなってしまう。

レビュー検閲で一番得をしているのは悪質サークルでしょう。レビューで注意喚起できないので、粗悪な作品が淘汰されづらくなり、ユーザーが一方的に不利益を被る形になっています。

地雷作品を避ける自衛策

レビューが機能していない以上、別の方法で粗製乱造のゴミ作品を避けなければいけません。完全ではありませんが、地雷作品を買わないために最低限やったほうがいい対策を紹介します。

体験版をプレイする

これは言うまでもないですね。絵が良いだけで操作性が劣悪だったり、内容が薄すぎたりするゲームは数多く存在します。たとえ手抜き地雷ゲーでなかったとしても、自分の好みに合わないことがあるので、確認のために体験版はプレイしたほうがよいでしょう。

体験版が存在しない同人ゲームは地雷のリスクが高いので避けましょう。

ただ、これだけでは悪質サークルを回避しきれないのが問題。体験版の部分だけ真面目に作って残りは手抜きというのも十分ありえます。

極端な話、製品版が体験版に毛が生えた程度だということもありえる。レビューが機能していれば回避できるんですけどね…。

CG集やボイス作品の場合、枚数や総再生時間が書かれていないものは要注意ですね。ボリュームが異様に少ないリスクがあります。差分を含めた枚数しか表示していないCG集にも注意。

星の評価を確認する

粗悪な作品を買わないようにするためには、星の数(5段階評価)を確認するのも有効です。

星の評価を付ければ購入金額の10%がポイント還元されるシステム(レビューを書かなくてもOK)なので、比較的多くの評価が付いています。作品にもよりますが、購入者の3~4割くらいは評価を付けている感じ。

判断基準ですが、星の平均が「4」未満の作品は危険です。「3.5」以下はほぼ地雷と見て間違いありません。

購入者の大半は、微妙だと感じた作品にもお情けで「3」は付けてくれます。相当酷い作品でない限り「1」や「2」は付けません。筆者の感覚としても、制作者に憎しみを感じない限り「1」や「2」の評価を付けようとは思いません。

また、サンプルイラストや体験版を確認し、楽しめそうだと判断してから買う人が多いので、ある程度満足できる可能性が高い。結果、期待を大きく裏切る作品でない限り「4」や「5」が付きます。最低でも「3」でしょう。

そういうわけで、大抵の作品は星の平均が「4」以上になります。ならない場合はお察しです。パッケージ詐欺を疑ったほうがいいですね。期待を大幅に下回る内容だったということが推測できます。

基本的に甘い評価になりがちな星が「3.5」以下の作品は99%ハズレですね。あえて駄作をプレイしたい人以外は手を出さないのが懸命。

なお、星の評価が高いから安心だとは言えません。星が操作されていないとは言い切れないからです。

星が高評価でも、個人的には地雷としか思えない作品がいくつかあったので、疑心暗鬼になってます。もちろん工作が行われている証拠はありません。

発売間隔が極端に短いサークルは避ける

本来の意味での「同人活動」をしている場合、一ヶ月に何作もゲームを出すのは困難です。

専業の同人作家ならまだしも、兼業でやっている人間が短期間にポンポン出せるものではありません。一週間に二作品以上出しているようなサークルは疑ってかかるべきです。

普通にやっていたらそんな高頻度で新作を発売するのは不可能。外注によって量産している同人ゴロサークルである可能性が高いです。作品ごとにイラストレーターが変わっていたら、間違いなく外注同人ゴロ。

個人で作っている場合でも、極端な手抜き作品以外ありえません。

地雷サークル一覧を確認する

ネット掲示板の有志によって作られた粗製乱造サークル一覧があるので購入前に確認しましょう。

外部リンク:エロRPG、SLG、ACT総合49 – したらば掲示板

FANZA同人のレビューを読む

FANZA同人のレビューには検閲がほぼ存在しないので、かなり辛口なレビューでも掲載されています。

ただし、FANZA同人はレビュー数が少ないのが難点。DLsiteと違いレビューを書いても10ポイントしか獲得できないせいか、わざわざ書こうという人が少ないみたいです。さらに、FANZA運営はサークル側から要求があればレビューを削除するという噂があります。

とはいえ載っているレビューそのものは信用できますね。称賛ばかりではなく悪い部分の指摘もあるので参考になる。

FANZA同人のレビューは本来の意味でのレビューです。具体的かつ率直な表現なので分かりやすい。DLsiteのほうはストレートに批判すると載らないせいなのか、表現が回りくどいんですよね。気を使って遠回しに書いている感じで、真意がなかなか伝わってこない。

DLsiteとFANZAのレビュー比較

さて、ここで参考としてDLsiteとFANZAで評価が大きく異なる作品を紹介します。

なお、当該作品を地雷だと批判する意図はありません。ただ、それぞれのサイトで評価が乖離しており、まるで別作品のようで面白いので紹介するだけです。各サイト運営の、レビューに対する姿勢の違いが伺えます。

まず、DLsiteの販売ページ↓

2万以上売り上げており、星の評価は「4.59」(2021/5/16時点)。

絵も可愛らしいですし、どう考えても買いですね。地雷臭は一切感じません。

次に、FANZA同人で見てみましょう↓

販売数が一桁違いますが、それより注目したいのが星の数。

なんと平均で「2.44」です。総評価数が圧倒的に少ないとはいえ、50もあれば十分参考になるでしょう。同じ作品でここまで評価が違うというのは不思議な感じです。(星が操作されていると言うつもりはありません。)

この星だと購入をためらってしまいますね。

続いてFANZAのレビューを読んでみると、「バグが多い」とか「バランスが悪すぎる」といったゲームシステムの問題をストレートに指摘するものが多いです。絵は良くてもゲーム部分の完成度が低く、あまり楽しめそうにない印象。

一方DLsiteのレビューは例のごとく歯の浮くようなヨイショが多い。システム面についての指摘も存在しなくはないですが、基本的には作品を褒める文脈の中で、ちょっとだけ気になったという感じに書かれています。

DLsiteのレビューだけ読むと、多少問題はあっても十分楽しめそうなゲームだという印象を受けますね。どちらのサイトのレビューを読むかで受ける印象がぜんぜん違う。当然購入判断にも影響してくるでしょう。

百聞は一見に如かず。リンクを貼っておくので興味のある方は実際に見比べてみてください。

DLsite死神娼館 ~ 宿屋の主人に転生して女冒険者にいろいろするRPG

FANZA死神娼館 〜 宿屋の主人に転生して女冒険者にいろいろするRPG

両サイトのレビューを比較すると、それぞれの特徴が分かりなかなか興味深いです。同時に、レビュー鵜呑みにしたら危険だと再認識しました。

批判はいけないことか

数年前、DLsiteレビューで批判が解禁された際、一部の制作者が難色を示しました。

彼らは、「同人活動は趣味の延長だから批判レビューはふさわしくない」とか、「批判はクリエイターのモチベーションを下げるだけだから禁止すべき」というような主張していました。

筆者はその意見に賛同しかねます。

批判レビューが禁止されると粗悪な作品が淘汰されにくくなり、悪質な同人ゴロがのさばるようになります。その結果として同人業界全体の信頼度が下がってしまうと、良心的なサークルがとばっちりを受けることになりかねません。

「同人作品は地雷ばかりだから買うのをやめよう」と考える人が増えたら、真面目に作っているサークルの作品も買ってもらえなくなるおそれがあります。業界の健全化のためには批判レビューが必要です。

また、たとえ素人が作った作品であっても、商品として販売されている以上、お金を払った人には感想を言う権利があると思います。それが否定的な感想であったとしてもです。

「プロではなく素人が作っているのだから出来が悪くても文句を言うな」という主張が許されるのは、無料で提供している場合のみ。金銭のやり取りが発生した時点で、プロと同様に責任が発生すると思います。

同人ゲームには1000円を超える作品も多いです。ある程度の金額を支払った購入者に対して、「趣味でやっているのだから批判するな。褒めてモチベーションを上げてくれ」と言うのは虫が良すぎるのでは?

購入者はクリエイターの養分という認識なんですかね…。彼らに貢いで奉仕するためだけの存在だと思われてる?他人にお金を払わせることの意味をもう少し考えてほしいです。購入者は称賛マシーンではなく、意思を持った人間ですよ。

とはいえ、満足できる内容だったら喜んで褒めますし、次の作品を買って応援しようと思います。

でも、明らかに手抜きだったりプレイヤーのことを考えていなかったりするゲームには一言言いたくなるのが人情。お金を払って時間も使っているのだから、レビューに不満な点を書くくらいは許してほしい。

批判の存在しない優しい世界がお望みなら、不特定多数相手に販売するのではなく、内輪でやったほうがいいと思います。今どきはファンだけ集めたオンラインサロンというのもありますし。

見ず知らずの人間相手に商売をするのなら、それ相応の覚悟と責任感を持ってほしいですね。

誤解がないように書いておきますが、荒らしや誹謗中傷を認めろと言っているわけではありません。人格攻撃や罵詈雑言が含まれているレビューは規制されて当然だと思います。購入者以外レビューを付けられないようにするのも賛成です。

しかし、それ以外の感想はたとえネガティブなものであっても掲載すべきだと思います。それがお金を払った人間に対する誠意ではないでしょうか。また、レビューによって粗悪な作品が淘汰されることで、同人界隈の健全化にもつながると思います。

おわりに

DLsiteのレビューに対して散々批判的なことを書きましたが、DLsiteそのものは嫌いではありません。サイトデザインは良好でかなり使いやすいですし、検索機能も優れています。画像の修正が緩い点も大いに評価できる。

以前は主にFANZAで同人作品を買っていましたが、最近はDLsiteで購入することが多いです。現在のFANZAは言葉狩りで伏せ字ばかりですし、画像の修正も厳しい。なかなか使いにくくなってしまいました。

FANZAは自滅したような状態なので、レビューさえ改善されればDLsiteが圧倒的に有利なんですけどね。

まあ、DLsite運営も商売でやっているわけなので、少しでも多く売って販売手数料を得たいのでしょう。ネガティブレビューが原因で売れなくなるのは嫌だし、サークルのモチベーションが下がって撤退されると困る。だからヨイショ感想欄になるのもやむなしと考えているのかな?

サークルに配慮するのは結構ですが、購入者を軽視しすぎると長期的にユーザーが離れて損することになるような気もします。最低でも売り逃げ前提の地雷作品は淘汰していかないとマズいと思うんですけどねぇ…。

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