コロニー編以外は面白い – 『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』1期感想 その1

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きっかけ

筆者はこれまでガンダムシリーズを一切見たことがありませんでした。ロボット系アニメだとコードギアスやゾイドは見たことがあるけどガンダムはさっぱり。

『鉄血のオルフェンズ』を見ようと思ったきっかけはオルガの「止まるんじゃねぇぞ…」。ニコニコ動画のランキングに彼をネタにした動画がいくつも上がっていて流行ってるんだなと。でも最初はオルガがガンダムのキャラクターだとは思ってなかったですよ。Fateか何かかと。

「止まらないオルガBB」や「異世界オルガ」などが流行っておりネタとして面白いなと思っていたのですが、だんだんキャラクターに魅力を感じるようになり本編にも興味が出てきました。

音楽が魅力的なのも興味をそそります。オルガが絶命する時に流れている『フリージア』や走る時に流れている「勝ち取りたい!物もない!」が印象的な『RAGE OF DUST』などなど名曲ばかり。

ネットで作品の感想を見ると2期後半がとにかく酷いと言われていました。キャラ崩壊や、それまでの展開を台無しにするような終わり方から駄作扱いする人も多いようです。

ただ1期は悪くないという声もありました。そこでとりあえず1期だけ見てみることに。半分怖いもの見たさです。

配信がバンダイチャンネルだけだったらどうしようと心配してたのですが、dアニメストアにもありました。1期は25話あるんですね。

前半は面白い

1期は不満な点があるものの十分に面白かったです。13話まではもう文句なしの面白さ。ここで終わっていたら名作扱い間違いなしというくらい。

民間軍事会社で働く少年兵のオルガや三日月たちが自由と居場所を求め立ち上がる話です。自分たちを捨て駒のように利用していた大人たちに反旗を翻し組織乗っ取りに成功、鉄華団を立ち上げます。そして初仕事として、命を狙われているお嬢様クーデリアを護衛し地球まで連れて行くという流れ。

序盤は戦いあり人間ドラマありの手に汗握る展開で鳥肌が立つほど面白かったです。ガンダムバルバトスに乗る三日月は仲間が絶体絶命、もうだめか…というタイミングで助けに来るまさに主人公!最高にカッコイイ。

辛い過去を背負った仲間たちが、それぞれの葛藤を乗り越え前向きに進んでいくところも素晴らしい。

急につまらなくなる

が、14話で唐突につまらなくなりました。危険な航海を終え地球圏のコロニーに到着してからです。ちょうどOP、EDの曲が変わったあたり。

コロニー編と呼ばれる14話から17話は本当に呆れ返るほど酷い出来。いきなりありとあらゆる点で雑になりました。だんだんつまらなくなって2期終盤に大コケするかと思ったら急激に質が落ちたな…。

コロニーに立ち寄った鉄華団が労働者達の蜂起に巻き込まれるストーリーなのですが、制作側のやる気を感じられない、かったるい展開になります。

とにかく雑、雑、雑。ふざけたウケ狙いシーンの直後に凄惨な拷問シーンを持ってきたりとセンスを疑う。ガバガバで突っ込みどころ満載。超テキトーな展開。

無能ばっかり

ギャラルホルンは自分達が追っているクーデリアの顔を知らずアトラと間違えます。なんで? 労働者達でさえ顔を知ってるのに治安部隊が知らないとかありえないでしょ。火星独立運動の有名人のはずなのだが…。

テレビ局の人間もクーデリアの顔を知らない様子ですが一体どういうことなのか謎です。労働者の「ニュースで見て顔を知った」という発言と矛盾します。ニュースを流してるのは誰なのですかね。メディアは無能というメッセージなのでしょうか。

命を狙われているのに変装もせずのんきに買い物してるクーデリアもおかしいです。ギャラルホルンの無能さを知っていたというわけでもないでしょうし。まぁとにかく納得がいかない点が多すぎですよ。急に安っぽくなって興奮が冷めました。

ギャラルホルンもクーデリアも労働者も皆が皆無能。脳みそ溶けてます。なんで急にこんなアホな話になったんだよ…。無計画すぎますよ。2期終盤で主要キャラが馬鹿になるとは聞いていたけど1期で既になってますね。

雑な退場

コロニー編では仲間の命が雑に奪われます。クーデリアのメイド、フミタンが素性不明のモブスナイパーに撃たれてやられてしまいます。

ヒットマンの銃撃から仲間を守り盾になって死ぬ展開はオルガが最初じゃないのね…。フミタンがクーデリアをかばうシーンは「止まるんじゃねぇぞ…」のように笑えはしないけど、全然感動も出来ませんでした。突然ワープしてきたかの如くクーデリアの後ろに現れガードですよ。

しかもヒットマンが一発撃って諦めるのが理解できません。脱出する時間が無くなるみたいなこと言ってるけど、撃つのに大して時間かからんだろうが。お喋りしてる暇があればもう一発でフミタンにとどめを刺し無防備になったクーデリアを撃てばいいじゃん。ご都合主義だなぁ。

(あと、この世界の銃は人体を貫通しない程威力が弱いのですね。オルガの時もそうだけどさ。)

悲しいとかじゃなくて白けますね。悲しいシーンにすることさえ出来なかった制作陣にがっかりです。人を死なせれば感動すると思ってんのかね。

フミタン結構好きなキャラだったのにベタに殺してくれましたねぇ…。フラグがビンビン立ってたから意外性が全く無かったし、予定調和って感じであっさり死んじゃった。ちょっと許せないです。

次が見たくならない

コロニー編に入り次が見たいと思えない展開になりました。ただただ胸糞悪い。なんでこんな唐突につまんなくなったんだろう。完全に前半とは別アニメですね。1クール目とスタッフ変わったのかコレ?

蜂起したモブ労働者もなんでこんな馬鹿で無能なんでしょう。鉄華団のガキ以下の脳みそじゃん。スラム生まれでろくに教育受けていないのかもしれないけど、オルガたちも似たような境遇だよな。ことさら頭が悪そうに描く意味がわかりません

見た目が無能っぽいだけじゃなく声で間抜けっぽい演技をさせているのも謎。出撃した労働者達が「駄目だ発射できねぇ」「うわー」とかバカっぽい感じで殺されていって悲壮感がありません。かなりエグい虐殺をやってるはずなのにギャグみたいに見えてしまう。ほんとチープ。

社会派アニメをやろうとしてるのかもしれないけど全然描けてないですね。大失敗。滑稽なだけ。

1期でつまんなかったのはコロニー編だけです。コロニーを離れてからまた面白くなりました。18話以降は、序盤ほどではないものの次が気になる内容で、最終回まで退屈せずに見られました。

関連記事:【鉄血のオルフェンズ】キャラクターについて思うこと【1期感想 その2】

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