歴史に残る虚無アニメ『異世界はスマートフォンとともに。』感想

※本記事には作品に対して否定的な感想が含まれています。誠に申し訳ないのですが、ファンの方々にとっては不愉快な記述が多いと思います。ご容赦ください。

また、感じたことを包み隠さず書いた結果、酷評になっている部分がありますが、原作関係者、アニメスタッフ、ファンの方々を誹謗中傷する意図はありません。

まえがき

「スマホ太郎」という愛称で話題になった深夜アニメ『異世界はスマートフォンとともに。』を見た。原作はなろう小説で書籍化もされている。一冊1200円(税別)とけっこう良いお値段。

(c)冬原パトラ,兎塚エイジ  原作第1巻より引用

クソだの虚無だの言われ、ネット上ではとにかく評判が悪いこのアニメだが、どれほど酷いのか気になったので興味本位で視聴。予想を遥かに超えるつまらなさに戦慄した。

ここまで面白みのないアニメは滅多にないと思う。個人的には楽しめる部分がほぼ存在しなかった。声オタが声優目的で見るくらいか?

ある意味中身のないアニメの完成形。虚無アニメと呼ぶにふさわしい内容だった。

なお「スマホ太郎」とは元々、主人公望月冬夜のことを指していた。そこから派生して作品の愛称(蔑称?)になったようだ。

公式の略称は『イセスマ』。ネット上では『異世界スマホ』と呼ばれることも多い。

なんとか全話見終えたので、酷かったところやツッコミどころを書いていく。

現世への未練ゼロ

主人公のスマホ太郎こと望月冬夜は神様の手違いで死亡。異世界へ転生させられることになった。

元の世界に戻れないのに主人公は一切悲しまず、すんなり状況を受け入れているのが怖い。現世に家族も友人もいないってことなのかな?

未練が全く無いというのは異常。リアルが悲惨極まりないの?

異世界転生ものを書くような人や、それを読んで喜ぶは層は、ロクなリアルを生きていないからこういう主人公に共感できるということなのだろうか?

大事な家族や気の合う友人が存在しないのかもしれない。人間関係が希薄な現代社会の哀しみが垣間見える。世知辛いな。なんだか悲しくなる。

タイトル詐欺?

スマホを活用して問題を解決するのかと思いきや全くそんなことはない。強力な魔法で無双するだけ。能力値が神様チートによって弄られている主人公は、全属性の魔法が使い放題。

スマホは地図や調べ物に使うのみ。物語における重要性は極めて低かった。おいおい…。

話が進んでもカメラや時計として使われるだけ。扱いがショボい。

なお、比較的役に立っている地図機能はスマホ本来のものではない。神様が異世界仕様にしてくれたおかげで便利に使えているだけ。魔法と併用することで敵の位置が分かったりもする。

つまり、実質的にはスマホの形をしたチートアイテムに過ぎない。

名が体を表しておらず誤解を招くようなタイトルにした理由を知りたい。

既視感のあるヒロイン達

ハーレムもののお約束通り主人公の元に次から次へと美少女が集まってくるが、既視感のあるキャラばっかり。

気の強い姉エルゼと、温厚な妹リンゼの双子は、『らき☆すた』の柊姉妹(かがみ、つかさ)や『CLANNAD』の藤林姉妹(杏、椋)を思い起こさせる。

©VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部 TBSアニメーション 「CLANNAD」公式ホームページより引用

性格だけではなく髪の色味(紫系)も似ているし、姉がロングで妹がショートというのも同じ。

さらにサムライ娘の八重は、外見が『サクラ大戦』の真宮寺さくらに瓜二つ。

妖精族の口リババア、リーンは、設定や雰囲気が『東方Project』のレミリアっぽいなと思った。見た目はそんなに似ていないので直接の元ネタというわけではないと思うが…。

©冬原パトラ・ホビージャパン/ブリュンヒルド公国 TVアニメ『異世界はスマートフォンとともに。』公式サイト より引用

どちらかと言えば、『ローゼンメイデン』の水銀燈かもしれない。

外見がテンプレ美少女なだけならまだいいが、内面の掘り下げがないので、どのヒロインも全く印象に残らない。ガワだけ借りてきて中身空っぽ。人間味がない。

見た目が美少女であるという部分が唯一の魅力。喋るオ●ホと言われても仕方がない。主人公を気持ち良くさせるための道具でしかなく内部は空洞なのだ。

主人公に惚れていない脇役のほうがまだ魅力的。最終回にチョロっと出た恋愛神(CV:堀江由衣)や、金髪男とくっついた獣人姉(オリガ)はそこそこ可愛かった。

キャラ絵がチープ

ハーレムものにするのは良いけどヒロインの絵がチープ。作画崩壊までは行ってないけど野暮ったいというか安っぽい。

なお上に貼ったイラストは円盤のジャケット絵だから丁寧に描き込まれている。本編はそこまで綺麗な絵ではない。

話数によって程度は違うが、顔が微妙に歪んだり、輪郭がぐにゃっとしたり、顔のパーツ配置がコロコロ変わったりする。キャラデザ(アニメ版)の時点でパッとしないが、そこから更に貧相な感じになる。

アップの時は比較的まともなのだけど、少しでも引いた絵になると間抜け面になりがち。萌えアニメなのに肝心のキャラ絵が雑でいいのか…。

ストーリーや設定がクソでもキャラが可愛ければ一部から支持されそうなのに、絵がこの調子では難しいと思う。他の異世界ものアニメは展開が酷くてもキャラは可愛く描いてある作品が多いから、非常に見劣りする。

ヒロインによる謎の主人公アゲ

褒めて伸ばすじゃないけれど、本作のヒロイン達は主人公を何から何まで褒めまくる。

中二病的クソダサコートさえ褒めまくる。すっごーい!

超絶劣化版サーバルちゃんかよ!!

まあ確かにチート能力で何でもできるから、そこに驚くのは分かる。しかし主人公の人間性まで褒めるのは理解不能。散々ゲスいことをやっている嫌なヤツなのにね。

ヒロイン達には主人公が聖人のように見えるらしい。まるでスマホ太郎を信仰するカルト教団。

さしたる理由もなく主人公を称賛するヒロイン達は洗脳されているようにしか見えない。


異世界スマホの2年契約~前編~

懐かしの低予算アニメ感

本作は、一昔前に量産されていたギャルゲー原作の低予算アニメを彷彿とさせる。絵柄が古いうえ、露骨なサービスシーンが入ったり、滑りまくりの寒い演出をしている所が似ている。

当時もスタッフのやる気が感じられないチープなアニメが沢山あった。本作品ほど酷くはなかったけれど、作画が崩れるのはもちろん、キャラが崩壊していたりオチが不条理だったり。

ギャルゲーというジャンルが衰退して原作に使われなくなり、その代わりとして一般ラノベやなろう系がアニメ化されるようになったのだと思う。

完成度はどうでもよく「とりあえずアニメ化しておこう」という投げやりな姿勢で作られるアニメというのは、時代が変わってもなくならないのだな。

焼き畑みたいに片っ端から雑なアニメ化をして誰が得するのだろう?原作を売りたい出版社やゲーム会社にとってはメリットがあるのかな?

原作の宣伝になりさえすれば、アニメ版の出来が悪くても構わないという考えなのかもしれない。しかし、アニメがあまりにも酷い出来だと原作の評判まで悪化して逆効果になりそうだが…。

単調で飽きてくる

このアニメはアホらしい内容だけど、主人公がウザいくらいで不快感は少ない。見るのが苦痛系のクソではなくツッコミどころ満載系のクソだ。

……と、序盤は思っていたのだが、だんだん飽きてきて見るのが苦痛に。テンポが悪くメリハリが無いし、主人公の目標らしきものが提示されないから全然続きが気にならない。

テンポは大事だと思う。一部で神クソアニメと呼ばれているワルブレ(『聖剣使いの禁呪詠唱』)は異様にテンポが速い。途中を端折りすぎて訳が分からなくなっているが、退屈させられることはない。

また、本作はテンポが悪いだけでは済まず、前後の話の繋がりが良く分からない。断片的なエピソードを無理矢理くっつけたような違和感がある。

物語に筋が通ってないんだよなぁ。目的もなく、ひたすらフラフラしている感じ。起承転結や単純な物語構造さえ存在しない。

もはやこの作品は、物語というより寝る前の妄想の羅列に近い存在なのかもしれない。

倍速で見よう

この作品を見るなら、再生速度を上げたほうが時間の無駄にならなくて良い。当然、初めから見ないという選択肢もあるのだが…。

dアニメやニコニコなど、動画配信サービスにはスピード調節機能が付いている。(※ニコニコの場合1.5倍速以上はプレミアム会員限定なのが痛い。)

このアニメは1.5倍速で見ても違和感がなく、2倍速でも内容の理解には支障がない。中身が薄いということかな?

だるい系クソアニメは倍速で見るに限る。時間の節約効果だけでなく、テンポの悪さに由来する気だるさが緩和され見やすくなる。

倍速でも苦痛だった第11話は恐ろしい。飛ばしているのに時間がながーーーーく感じられた。原作2ページ分という噂を信じる人が続出したのも納得だ(本当は原作2話分らしい)。

11話は虚無だわ、ほんと虚無。

今思えばニコニコでコメント付きを見れば良かった。本編がつまらなくてもツッコミを楽しめる。

印象に残ったシーン

全体の感想はひとまず終了。気になった場面についてコメントする。

異世界の服事情

第1話で主人公は学生服のまま転生。異世界では制服が珍しいようで服屋のおっさんが高額で買い取ってくれた。

だか異世界にも制服に似た形の服が存在している。何故そこまで高値になるのだろうか?

中世ヨーロッパ風の服しか存在しないのなら納得できるが、異世界住民も現代風の服を着ているから説得力がない。学生服のどこが珍しいのか全く分からない。

さらに水着回ではビキニが出てくるしもう世界観メチャクチャ。整合性などは考えてないのだろうか?

将棋

第3話で主人公が発する「まるで将棋だな」はツッコミどころ満載のセリフとして有名。不自然に取って付けたようなセリフで、どこが将棋なんだとネタにされている。

このセリフだけだと脈絡のない印象を受けるが、一応前後のつながりはある。

まず、魔法で将棋盤を作り出し、知り合いの間で将棋が流行するという展開が3話前半で描かれる。

後半でモンスターと戦闘になるのだが、

モンスターは魔力を奪って再生 → (相手の力を奪って活用するなんて、)まるで将棋だな → そうだ王を取れば!

というのが一連の流れ。モンスターのコアを王に見立てている。

……いや、こう見てもやっぱり変だな。なんか主人公の思考が飛躍している。この場面に限らずセリフや思考が支離滅裂。なお、このセリフはアニメオリジナルで、原作には存在しないらしい。

毒見しないの?

第4話の推理要素が酷い。子供向けアニメ『おしりたんてい』のほうが高度な内容だ。(ちなみにシリーズ構成・脚本は本作と同じく高橋ナツコ氏。)

まず主人公は、毒を盛られ死にかけている国王をチート魔法で助ける。そして痛々しい推理ごっこを始める。

ワインに毒が入っていたのではなくグラスに毒が塗ってありました(ドヤァ)ってなんなのだよ…。暗殺犯はワインの送り主に罪を着せるつもりだったらしい。

しかし王の口に入るものを毒見しないのは謎だ。毒見していたらワインに毒が入ってないのがバレて計画失敗、送り主に罪を着せられない。あと、他の客がワインを飲んだ場合も毒が入っていないの分かってしまうよな。

なんともバカバカしいトリックなのだが、主人公がいなかったら成功していたわけだから、無意味ではなかったということなのだ。

グラスに毒が塗られているかもしれないという、簡単な推測もできない異世界住人たち。毒見をさせない王様。雑なトリックを使う暗殺者。この世界には無能しかいないのか…。

彼らは主人公を活躍させるため、頭を悪くされてしまった犠牲者なのだろうな。この件を見るだけでも、つくづく幼稚な作品だと思う。

異世界転生ものを読んでいるのは30~40代が多いらしいが、このアニメを純粋に楽しんでいる人はどういう精神状態なのだろう。ほんとに謎。

ドラゴン退治

第6話では何の前振りもなく唐突に現れたドラゴンと戦う。「は?」

戦い方も意味不明だった。何故か苦戦している。チート魔法でサクッと倒さんかい!舐めプしているようにしか見えない。

双子の妹が水魔法で翼を切り落としたけど、ダイレクトに首を落とせば良かったのでは?いとも簡単に根本からスッパリ切れてたからイケそうなのだが…。羽は脆いけど首は硬いという設定なのかな?

他のヒロインも加勢するけど何故か物理で攻撃して「硬いぜ」みたいなリアクションを取る。足手まといなのだから引っ込んで、主人公と魔法が使えるやつに任せておけよ…。

と、思っていたら主人公も物理攻撃をして「刀が折れた」とかやっている。なんなんだこれは…。魔法は使い放題なんだろ!さっさと魔法でケリをつけろよ!!

盛り上がるシーンにしたいから苦戦させたのだろうけど、全然盛り上がらず手加減しているようにしか見えなかった。

不条理だ。全く筋が通っていない。見せたいシーンが先にあり、それに合わせるために設定やキャラの思考、行動が歪められている。

制作サイドの人間は変だと思わなかったのだろうか?そもそもどんな気持ちでこのアニメを作ったのだろう。

変なのは分かっているけどお仕事だから仕方ないと、感情を押し殺して作ったのかな?

ゾンビのいる江戸時代

第9話ではサムライ娘の故郷へ行く。

そこは江戸時代の日本そっくりの国で、何故か徳川家康が武田のゾンビ軍団と戦っている。

なんなんだこの世界観は…。

そして例のごとく主人公が魔法を使ってゾンビ達を一掃。

それにしても、山本勘助が魔法で死体を操っているというのはクレイジーな話だな。和風ゾンビもの?

それ以前に、現実世界の人物と同じ名前にする必要があるのか?

ただ、人物名の読みは同じでも漢字は違うらしい。「勘助」ではなく「完助」だった。漢字は主人公のスマホ画面に表示されている。公式サイトによると「家康」も「家泰」とのこと。

でも眼帯をしてるし、ほぼ勘助そのままじゃん。

眼帯の下には眼の代わりに丸いアイテムが入っていて、その力で死体を操ったりしてるんだってさ。既視感のある設定だな。『遊☆戯☆王』のペガサスみたい。ちなみに完助の声優は海馬社長役の人。

サイコ太郎

完助は信玄を操って主人公一行を攻撃。操られているとはいえ主君である信玄に手を出せない家臣たち。そんなことは気にも留めず何食わぬ顔で頭部を撃ち抜く主人公。

ギャグなのか!?ちょっと笑えないぞ。

自分は何の恩義もないからとヘラヘラ笑っている主人公。鉄血の三日月くんより怖いよ…。やっぱりサイコパスだこいつ。

次の第10話では亀の召喚獣を理不尽な魔法でいたぶって楽しんでるし、酷いやつだな。チート能力で弱い者いじめかよ!

それなのにヒロイン達は主人公を優しいとかお人好しとか言っている。やっぱり洗脳されてんだろうなコレ。思考を狂わせる呪い的なものをかけられている。

主人公に感情移入できているファンの人たちがどんな精神状態なのか気になってしまう。洗脳されているわけでもないのにこんなサイコ野郎が好きになれるなんて不思議。

ラスト2話は苦行

第11、12話は苦行だなぁ。精神修行に使えるレベル。ヒロイン達が発情して主人公に求愛したり、嫉妬でちょっと修羅場っぽくなったりするだけ。ほんとそれだけ。

「お嫁にしなさい」だって……。

主人公を好きになる過程が意味不明だし、ヒロインの心理描写もあってないようなものだから何言ってるんだコイツらって感じよ…。どんな顔して見ればいいのか分からないよ!

ヒロイン達は頭がイカれている。言動が理解できない。

最終回なのに特に何もなく適当に投げておしま~い。原作読者によるとこれから先が面白いらしいが2期は絶望的。アニメでは見られないね。

どうせ2期が無理なら色々端折って1期に面白い部分を入れてくれればよかったのに。とはいえ、なろう系ファンの言う「面白い」は、自分が思ってる「面白い」とは違うかもしれないからなぁ…。

あとがき

見なけりゃ良かった。見ずに批判するのは卑怯だから最後まで見たけど、2倍速でも時間の無駄でしかなかった。ひっどいひっどい。

退屈なだけならまだいいのだけど、論理性が崩壊していて頭がおかしくなりそうなアニメだった。腑に落ちない展開や、辻褄が合わない部分が多すぎる。ご都合主義満載でキャラの思考回路も意味不明。

映像面では、魔法の演出がチープでとにかくダサい。キャラの顔も雑。

世界観は滅茶苦茶だし、主人公の言動は不快極まりないし、ヒロインは他作品の劣化コピーで魅力がないしどこを楽しめば良いのだろう。

コレを純粋に楽しめる人間が存在することが不思議で仕方ない。馬鹿にしているのではなく、本当に疑問なのだ。

ネタアニメとして楽しめるのも前半まで。だんだん見るのが苦痛になっていく。

アホくささに笑うことも出来ず真顔で早く終わってくれと願うほど。虚無だよ虚無、なにもない。最後まで見ても全く心に残るものがない。

嘲笑さえ出てこない、ポカーンとなる。よくここまで酷いアニメを作れたものだ。本当に、悪い意味で伝説級のアニメだなぁ…。

本作を絶賛している人たちは他のアニメを見たことがないのだろうか?ハーレムものや異世界ものに限定しても、これより面白い作品はいくらでもあるだろうに…。

そもそも面白い、つまらない以前に、アニメとしての出来が悪すぎる。

「他のアニメもたくさん見てきた、それでもイセスマが最高!」と言うのなら、もう自分は何も言い返せません。世界は広いですね。いろんな感性の人間がいるってことです。

追記(2019年10月)

『異世界はスマートフォンとともに。』放送終了から2年が経過した。以降もなろう小説のアニメ化は止まらず、かなりの本数が作られたもののヒットしたのはごく少数。まさに粗製乱造。

本作と同レベル、もしくはそれ以下の出来の作品も少なくなく、結果的に本作を再評価する流れになっている現状には苦笑するしかない。

最低のアニメだと思えた『異世界スマホ』だが、意外にも当時から支持者は多かったようだ。実際円盤は1000枚以上も売れたらしい。

定額制アニメ配信サービスの普及が原因で、全体的に円盤が売れなくなったせいもあるだろうが、これを下回る売上のなろう系アニメは多い。

しかも、『異世界スマホ』の円盤1巻のアマゾンレビューは意外に悪くない。星が3つもついているし擁護意見が多い。(2019年10月現在)

なろうっぽい商業ラノベが原作の『百錬の覇王と聖約の戦乙女』の円盤なんて星1.5個だ。

最近やっていた『異世界チート魔術師』も星2つ。

こういうところから見ても相対的には高評価の『異世界スマホ』だが、個人的にはこれを超える虚無アニメはないと思う。ここまで世界観がテキトーなうえ、何をしたいのか分からないアニメは他に存在しない。

後発のなろうアニメにも出来の悪い作品はあるが、主人公はイキリたいんだな~マウント取りたいんだな~ってのは伝わってくる。作者(読者?)の邪な願望もよく分かる。負の情念でドロドロと濁っている。

だが『異世界スマホ』はホントに虚無。願望はあるのだろうけど極限まで希釈されている。感情の希薄な主人公が意味もなく異世界を徘徊する特異なアニメだと思う。

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