【回復術士が1位?】ドイツアマゾンのランキングで「なろう系」を探してみた

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ドイツアマゾンで『回復術士のやり直し』ブルーレイが大人気だと聞いたので見に行ったのですが、筆者がアクセスした時点ではランキング100位以内に見当たりませんでした……。

ランキング1位だったというのは本当なんですかね?

あ、でもこの変態ギャグアニメがドイツで売られているのは事実みたいですよ。


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当然18禁ですけどね……。

 

100%アンカット(迫真)

日本では、規制解除版(完全回復ver.)が全年齢向けとして売られていますが、ちょっとマズいと思います。これ実質エロアニメじゃん! それに、ただの合体シーンならまだしもリョナ系だぞ……。

日本は色々緩くていいですが、やりすぎて規制強化されないことを祈ります。

【追記】(2021/3/29):レンタル店に行ったら規制解除版DVDが普通に陳列されていたので借りてみました。フレアへの復讐シーンでは火に焼けた鉄の棒は脅しに使うだけでしたよ。流石に残虐シーンは自主規制してるのかな?

とはいえ合体シーンは普通に描写されてましたし、ほぼ18禁エロアニメと変わらない感じでした。

関連:『回復術士のやり直し』レンタルDVDも無修正版だった&四話までのエロシーン感想

なぜか大人気に

ネットの噂によると、ドイツでは過激な性暴力描写が原因で本アニメの放送が拒否され、原作も同様の理由で出版できていないようです(あの内容ではそうなるわな……)。

正規の手段では作品に触れることができない状態だったところに、突如円盤発売が告知されました。その結果、大量の予約が入りランキング1位まで上がったということらしい。

現在の順位は販売ページの下の方に載っていました。アクセス日時点(2021/03/08)では、アニメカテゴリで159位でしたね。

今は100位以内に入っていないですが、予約開始直後は1位を取っていてもおかしくないかも。1ヶ月以上前の話ですし。

それにしても、予約が殺到したというのは意外です。ドイツでは放送が拒否され簡単に見られない作品なのに、存在自体はよく知られていたってことなんですかね? 違法視聴か何かで見た人が過激な内容をネットで話題にしたのかな?

普通に放送できない作品を大々的にプロモーションするとは思えないですし、ネット上の口コミで評判が広がったと考えるのが自然かもしれません。

ランキングを見てみる

ついでにドイツアマゾンのアニメ円盤売上ランキングを見てみましょう。

ランキング上位には、『ワンピース』や『進撃の巨人』など大人気漫画原作のアニメが入ってます。これには納得。

ところが、そういった有名作品の間に「なろう系」がちょこちょこ入っているんですよね。海外でも「なろう系」は人気でかなり売れているというのは嘘じゃなかったようです。

割と上位に入っていたのは、『防振り(略称のBofuriがそのままタイトルに)』、『盾の勇者の成り上がり(The Rising of the Shield Hero)』、『ありふれた職業で世界最強(Arifureta)』など。

『魔王様、リトライ!(Demon Lord, Retry!)』もありますね。デーモンロードと言われるとなんか怖そう…。

『賢者の孫』も発見。

対象年齢のこと

ドイツアマゾンを見て興味深かったのは、作品ごとに細かく対象年齢が設定されているところ。

日本ではざっくり18禁と一般向けという区分ですね。映画に関してはPG12やR15+指定がありますが、一般向けアニメのパッケージに対象年齢を表示したりはしません。

いっぽうドイツでは、06121618という風に対象年齢が分かれているようで、パッケージの左下に数字のシールが貼ってあります。

『ありふれた』のこのキャラ好き。クラスの可愛い子にコスプレさせたいという妄想を体現した感じがとても良い。設定のおかげで異世界人のヒロインより魅力を感じる。露出の多いウサギ娘よりよっぽどエロいと思う。

画像の『ありふれた』は「16」ですが、これには納得。若干いやらしいシーンがあったし、ウサギ娘が漏らしたりしてましたから。18禁にするほどではないけど子ども向けとは言えません。

なろう系以外の国産アニメを見てみると『となりのトトロ』は、「0」でした。全年齢対象ということなのでしょう。これも納得。ただ、父親が娘と風呂に入る描写が海外ではペドフィリア扱いされ、批判されていると聞いたのですが、大丈夫だったのかな?

『君の名は。』は「6」でした。口噛み酒とか、小さい妹が女性の性的価値を理解しているとか、若干センシティブな描写があったけど「6」でいいんですね……。

ジャンプ系の『ワンピース』『ドラゴンボール』『僕のヒーローアカデミア』などは「12」です。

ただし『鬼滅の刃(Demon Slayer)』は「16」でした。結構グロいですもんねあの作品。あと海外ではデーモンスレイヤーなんですね。タイトルだけ見ると『ゴブリンスレイヤー』の亜種みたい。

基準がわからない

なろう系の話に戻りますが、暴力描写のある『賢者の孫』が「12」なのに、ほのぼの系の『魔王様リトライ!』が「16」なのは不思議です。

おっさん魔王が未成年の女の子たちと旅する所にロリコン感があるからダメだったのでしょうか。それともタバコがまずかったのかな?

でもしょっちゅうスパスパ吸ってた『風立ちぬ』は「6」だしなぁ……。やっぱりユキカゼのシモネタがダメだったのか? 棒アイスをいやらしくしゃぶってたからアウト?

あと『賢者の孫』も結構不健全だと思うんですよね。女の子が腹パンされて悶絶顔とか、カートくんの首をスパーンと切り落として血がブシャーとか、魔人をどれだけ多く殺せるか競争だーとか……。

それに『孫』は主人公の性格が良くないと思いますよ。転生前の記憶があるくせに振る舞いが幼稚ですし、自分の力に溺れて無自覚に弱い者いじめをする嫌なやつです。「またオレ何かやっちゃいました?」じゃねぇよ!

絶対教育上良くないです。リアルに絶望しているおっさん以外見るべきではない作品。

おわりに

海外で日本のコンテンツがどのように受容されているか知るのは楽しいです。なろう系がドイツでも人気だったのはちょっと意外でした。ジャンプ作品と双璧をなす感じ。

また、年齢制限や性描写に対する考え方も国によって結構違うんですね。『回復術士のやり直し』を放送拒否したり、18禁にしたりするのはある意味正しい判断かもしれません。

対する日本は性器のモザイクには厳しいくせに、それ以外はガバガバだったりするのが面白いです。

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