お気楽ハーレムアニメ?『ゴブリンスレイヤー』感想(7話~9話)

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『ゴブリンスレイヤー』はダークファンタジーと言われていましたが、実際はお気楽な萌えアニメのような気がしてきました…。今回は7話から9話までの感想です。

第7話 死へ進め

女神官ちゃんの風呂シーンから始まりました!剣の乙女さんも入ってきたぞ!

乙女さんも昔、ゴブリンに酷いことをされたみたいね…。

それにしても露骨なサービスシーンですねぇ…。こういう所とかどう見ても萌えアニメじゃん。ダークファンタジーって雰囲気じゃないよなぁ。『ゴブスレ』はエログロ入りの萌えアニメ?

毒ガスの謎

水の街には大ネズミ退治の依頼が全然張り出されていないのを不審がるゴブスレさん。いつものメンバーと地下水路を調査しに行きますが、罠にはまり部屋に閉じ込められてしまいました。

壁の隙間から、毒ガスがシューっと吹き出します。毒ガスが使えるなんて、ゴブリンはえらく賢いですね。

一行はゴブスレさんの持っていた木炭を布で包んで鼻と口を覆います。簡易防毒マスクらしい。しかし、その程度で毒を防げますかね? 隙間だらけですし、炭のない部分からもガスが入ってくるでしょ? 効果があるとは思えないのですが…。

話によればゲーム(TRPG)の世界らしいので突っ込むのは野暮か…。はなからリアルな世界じゃないのなら気にしても仕方ないですね。

そうは言っても、カナリアが無事だったのには納得がいきません。当然マスクはしていなかったですし、床に置かれたカゴの中にいたんですよね。

毒ガスは基本的に空気より重いので低い所に溜まるんじゃないの? 何の対策もせず溜まった毒ガスの中にいたカナリアがピンピンしているのは不思議です。

ネット掲示板やSNSを見ると、シューッと出ていたのは「そもそも毒ガスじゃなかった」という考察があって笑ってしまいました。水蒸気か何かの無害なガスだったという説です。

カナリアがさえずったのは、毒を検知したからではなく寝ていたところを突然起こされたから。

冗談みたいですが、そう考えると確かに辻褄が合うんですよね。木炭を挟んだだけの簡易防毒マスクで助かったのも、カナリアが無事だったのも、そもそも毒じゃなかったから。

理由もいくつか考えられます。「脅しとして無害なガスを流して時間を稼ぎ、戦闘態勢を整えた」「毒ガスを作ろうとしたものの、ゴブリンには有効な毒ガスを完成させるノウハウがなかった」などです。

たとえ本当に毒ガスだったとしても、描写を見る限り毒性は極めて低そうなんですよね。

赤く光る目

扉を破ってゴブリンたちが攻めてきます。巨大なゴブリンチャンピオンも現れ、殴られたゴブスレさんは血を吐き倒れてしまいました。

女の子達はゴブリンに襲われ、今にも犯されてしまいそうな状況に。久々に恐怖の表情を見せる女神官ちゃん……。

大ピンチという状況でゴブスレさんが復活し、チャンピオンの顔を攻撃。威圧感にやられて小鬼たちも撤退します。

あっさり逃げました。ここのゴブリンは1話に出たやつらよりヌルいですねぇ……。モブを襲った奴らはもっと容赦のない感じだったぞ。めった刺しにしたり、毒を塗った武器を使ったり。

ところで、復活したゴブスレの左目が赤く光っていたのが気になりました。ピンチになると魔力的なものが暴走するとか、左目に何かヤバい悪魔的なものが宿っていたりするとかいう設定があるのかな?

頑なに仮面を外さず、他人には顔を見せないという描写がありましたが、なにか禍々しいものが顔に宿っているからということなのかもしれませんね。

まあ、目の発光に深い意味はなく、ただの演出だったという可能性もありますが…。

一行はゴブスレのおかげで無事生存、でも本人は気絶してしまいます。カナリアの目に映った風景を長々と映す尺稼ぎのようなシーンがあってエンディングへ…。

何だったんでしょうねこのシーン。演出にしては異様な長さでした。円盤用のセンシティブなシーンをカットして余った尺を埋めてるとかなのかな?

第8話 囁きと祈りと詠唱

ゴブスレ子供時代の話から始まります。ゴブリンのような姿の師匠に色々教わったみたい。いや、教わったと言うよりただ罵られていただけのような気も……。

次はベッドシーン(意味深)。女神官ちゃん剣の乙女と一緒におねんねしたゴブスレさん。

なろう系作品でこんなシーンをやったら、「キモい」とか「童貞の妄想」とか言われて絶対叩かれるのにゴブスレなら許される謎。顔を出してないからOKなのか?(仮面の中身がスマホ太郎みたいなサイコ顔だったら嫌だな…。)

ヒロイン二人はゴブスレを復活させるため一緒に寝ていたらしい。

処女と同衾しないと使えない回復魔法(奇跡)って何よ!気色悪い設定だなぁ…(小声)。エロゲじゃあるまいし。

いや、こういう描写を見せられると、実はエロゲみたいな世界観だったんだなと思わされてしまいますよ。ダークファンタジーにしてはお色気シーンが多すぎですね。思ってたのと違う!

平和な街

女神官ちゃんとデートするゴブスレさん。武器屋に行ったり、アイをス買ったりします。平和そのもの。『ごちうさ』世界並に穏やか。

本当に魔王が攻めてきてるんですかね?

まぁ、『ごちうさ』の世界だって軍人がいてどっかで戦争をやってる説あるし、こういうのもありですね。遠くでドンパチやってるんでしょう。

危険な小麦粉

その後みんなで地下水路に目玉の怪物退治に行きます。小麦粉を使った粉塵爆破で大勝利!

実験とは言うけど、わざわざ取り寄せた小麦粉で粉塵爆発を起こすというやり方はヒジョーに回りくどいですね…。

今年は豊作なので街で小麦粉が安く売られていた…みたいな導入があって、せっかくだから使ってみようという流れなら分からんでもないですが、目の細かい小麦粉じゃないとダメだとか言って遠くから届けさせてるんですよ。本来は目玉ではなくゴブリン相手に使う予定だったようです。

それに粉塵爆発と言っても発生条件はシビアです。濃度がぴったりじゃないと爆発しないので相当運任せ。普通に攻撃すればいいのに。

まあ、エルフ娘が火、水、毒を禁じているので縛りプレイになっており、そのせいでこんな手段を使わざるを得なくなったという面もあるのですが。

ゴブスレは実験後、この方法はゴブリン相手に使えないという結論を出したけど、やる前から分からんものですかね……。

ネタとして、みんなを楽しませるためにやってくれたのかな? サイエンスショーみたいな感じで。

だとしたら可愛げがありますね、ゴブスレさん。遠方から小麦粉を運搬させられた槍男は気の毒ですが。

しかしこの世界の小麦粉って凄い。少量でも大爆発するんですね。あの広い部屋で粉塵爆発を起こすには量が少なすぎる気がするのですが…。適切な濃度で広がるとも限らんし。

まあ、現実世界と物理法則が同じとは限らないので、あの量と濃度でもメチャクチャ爆発するのでしょう。

この作品の舞台は、神々の行うゲーム内の世界らしいので、小麦粉が爆発系アイテムだとしてもおかしくありません。小麦粉からパンなどを作る人は取り扱いに気をつけないと危険ですね。

第9話 往きて、還りし

タイトルはトールキンの小説『ホビット』のオマージュなのでしょうか? 今までのタイトルも何か元ネタがあったのかも。

鏡の中

前回倒した目玉モンスターが守っていたのは大きな鏡でした。

覗き込むと中にはゴブリンがいっぱい。ゴブリン村とでも呼べそうな場所が映っています。

何者かが召喚していると推測する一行。

やっぱり異世界(月?)に通じていてゴブリンはそこから呼び出されてるのかねぇ。第3話でゴブリンは月から来るという話をしてたけど、ただのおとぎ話ではなかったんですね。

粉塵爆発で大きな音を立てたせいで、こちら側の世界のゴブリンに気づかれ、大群が押し寄せてきます。やっぱり粉塵爆発なんて使うべきではなかったんじゃ…。裏目に出てます。

石と弓で迎え撃ち、近づいた所で秘策を使って倒しました。映像を見ても、何が起こってるのかちょっとわかりにくかったです。

黒幕は乙女さん?

剣の乙女は鏡のことや地下の秘密を知っていたけど黙っていたらしい。でもゴブスレさんにはお見通し。

迷惑な話ですねぇ…。下手したら全滅してたのに。

でもゴブスレさんは怒りません。剣の乙女はゴブリンじゃないから何もしないんだって。面白い性格をしてますね。

乙女が自分で討伐しなかったのは、英雄の自分がゴブリンを恐れていることが地元の人にバレるのが怖かったからということなのでしょうか? 二人の会話だけではよく分からなかった。

乙女はゴブリンに犯されたトラウマで今も苦しんでいて、誰かに構ってほしい分かってもらいたいという思いがあるようです。それでゴブスレを呼んだのか?

剣の乙女は心に癒えない傷を負っていてとてもかわいそうでした。多少自分勝手でも仕方がない。同情の余地があると思います。

ゴブスレに簡単に惚れたのも、誰かに依存しないと耐えられないくらい心が弱っているからなのでしょう。誰も自分の苦しみを分かってくれず悩んでいた所に、優しい言葉を掛けられたからとコロッと落ちてしまったと。

でもゴブスレの言葉って優しさから出てるわけではない感じ。感情がこもってない。

「ゴブリンが出たなら俺を呼べ、ゴブリンは俺が殺してやる」っていうのも、ただゴブスレの行動原理を説明しただけ。でも乙女には救いの言葉に聞こえたんでしょうねぇ。

おわり

のんびり馬車で帰って終わりです。もう9話なんですが、どう終わるんでしょうねこの話。いまいち先が見えないです。

面白いことには面白いけど、よく分からんアニメです。ゴブスレは謎アニメ。

 

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