原作が「なろうの闇」と呼ばれるアニメ『ありふれた職業で世界最強』感想・前半(1話~6話まで)

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前のページ:1話から4話の感想

第5話「反逆者の住処」感想

ベッドのシーンから始まりました。

ユエが気を失ったハジメを、良く分からん屋敷みたいな所に運んだらしい。サブタイトルの「反逆者の住処」という場所みたいです。

やっぱりユエはペット感あります。人間の形はしてるけど行動は猫とか犬みたい。ハジメに惚れているというより懐いてるって表現したほうがしっくり来ますね。

後半、ユエが全裸になって「体を見て」と言うくだりは凄く気持ち悪かったです。

同クールの『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』にあった近親相姦的エロシーンとはまた別の嫌悪感。キモさがエロさに勝っているので見ていて全然嬉しくないです。

裏でユエのキャラソンみたいなのが流れてたけど、いいシーンなんですかコレ?感動する所?

謎の思考回路を持った淫乱モンスターが発情してるだけじゃん。ちょーっとついていけませんね。

こんなんだからなろう系ヒロインはオ○ホール呼ばわりされるんですよね。見た目が可愛くても行動がおかしい。

屋敷の探索

反逆者の屋敷を探索するハジメとユエ。

骸骨が椅子に座ってました。近づくと魔法陣が現れ、小さな画面が沢山迫ってくる演出が。

©白米良・オーバーラップ/ありふれた製作委員会 第5話より引用

これってどういう意味なんでしょう?ターンAターン?

この後メガネのお兄さんがホログラムの姿で現れ、世界の秘密を教えてくれました。

力もくれました、鉱物を作り替えられる魔法ですって。

風呂に入って、例のキモいシーンがあって、義手とか車とか色々作って2ヶ月経過。ハジメくんがめちゃくちゃ厨二臭い格好になってんな……。

ユエに合わせてヴァンパイア的な雰囲気にしてみたのかな?

次は地上へ

準備万端なので魔法陣を使って地上に行くみたい。次回でようやく地上に出られそうですね。

ところで腕は生えてこないんですかね?ムキムキになって魔物を食いまくったハジメだけど腕だけは治らない。なんででしょ?

展開がちょっと意味不明ですね。いろんなことがサラッと流された感じ。

とりあえずメガネのお兄さん(現在は骸骨)が重要人物だったみたいです。攻略のカギ。彼のおかげで地上に帰れるようになりました。

クラスメート

一方クラスメートたちは65階層まで到達。歴代最高到達点ですって。

しかしこいつら説明セリフしかしゃべらないな……。

でも女の子はかわいい。モブみたいな子までかわいいぞ。キャラデザ(だけ?)は良いですね、このアニメ。

彼女たちは1話のモンスターと再戦するのだけど盛り上がりません。ちょっと退屈。

前回も思ったけど戦闘シーンが微妙なんだよなぁ……。

余談:原作ファンも低評価?

アニメ版『ありふれ』は、なろうアンチから叩かれているだけではなく、熱心な原作ファンに見放されているようで辛いです。

ネットで低評価レビューを見ると原作ファンによる批判が多いんですよね。期待外れで腹を立てているみたい。「原作の良さが表現できてない」とか、「初見には理解できない構成」とか言われています。

中にはアニメスタッフに対する恨み節までありました。でもこれ、スタッフだけではなく、作り直しを決定した誰かにも責任があるのでは?

限りある予算の中で作り直したらどうしてもクオリティは落ちるでしょう。モンスターがショボい3DCGになるのもやむなし。

無茶振りされたうえに叩かれるスタッフが気の毒です。女の子はえちえちなんだから許して差し上げろ!

シナリオにケチを付けている人が知っているのか分かりませんが、スタッフ変更前にシリーズ構成だった筆安一幸(ふでやすかずゆき)氏って、人気作を何本も手掛けている有名な脚本家なんですよね。

今のシナリオが気に入らないなら、元のスタッフに作ってもらったほうが良かったかも…。

何が気に入らなくってスタッフの大部分を入れ替えたんでしょうね? 原作者の一声だけで入れ替えになったのかは分からないですけどね。

監督や脚本家まで変えられている所を見るに、キャラデザが気に食わないだけではなかったのかも。内部の事情は公表されてないため、真相は闇の中です。

ただ、原作者のコメントを読むと色々邪推してしまうんですよね。一部を引用します。

アニメ延期の理由につきましては……

ありふれた公式HPにアップされていたアニメ告知用のキービジュアルが、さりげなく変更になっているあたり、察しの良さでは訓練されている疑いすらある「なろう民」の皆さんならお分かりになってしまうかなぁ~と。

あと、ここ数ヶ月、アニメ用のシナリオとか絵コンテとかいろいろ送られてくる度に白米は自室でのたうち回っていたり……げふんっげふんっ。

 原作者コメントの魚拓より引用

「アニメ用のシナリオとか絵コンテとかいろいろ送られてくる度に」「自室でのたうち回っていた」

と書いてあります。

「のたうち回る」の解釈は難しいですが、やっぱりシナリオも絵コンテも気に入らなかったんじゃないのかな。

さらに、『察しの良さでは訓練されている疑いすらある「なろう民」の皆さんならお分かりになってしまうかなぁ~と』という記述もあります。

これは、「具体的に書いてないけど、出した情報から推測できるよね?」という意味でしょう。作者の意向で作り直させたと白状してるようにも読めてしまう。

原作者は余計なことを書いたせいで墓穴を掘った感じです。

黙っておけばアニメ制作現場が勝手に崩壊したと解釈され、原作者に疑惑の矛先が向かなかっただろうにね。もったいない…。最近のアニメ業界が人手不足でヤバいというのはよく知られてますし。

 

一応、ソースである原作者コメントの魚拓(archive.is)を貼っておきます。これがオリジナル版。

流石に失言だと思ったのか、コメントは後で修正されてるんですよね。

現在なろうサイトで公開されてる原作者コメントは修正後のもの。「自室でのたうち回っていた」など、ヤバげな部分は削除されてます。

コメントを修正したことで、かえって疑惑が深まったように思います。興味のある方は見比べてみてください。

5話まとめ

今回もぱっとしない内容でした。説明不足のようにも思います。なんかよくわかんないまま話が進んだ感じ。

「原作の良さを伝えられてない!」と、またファンの人が怒りそう。

でも、なんとなく気持ちは分かります。自分は原作未読ですが消化不良感がありますよ。大事な所をさらっと済ませちゃってるよねコレ。

何はともあれ次回でやっと地上に出るようです。ムッチムチウサギ少女も出るみたい。

退屈な洞窟探検が終わり、新たな展開が見られそうで楽しみです。闇を感じさせるほどのイキりも見られるか?

総集編「オルクス大迷宮」

第6話をやると思いきや総集編でした。ウサギはお預け。

まだ5話しかやってないのに総集編が入るなんて、めったにないですね。

1クールの終盤なら分かるけど、まだ半分も終わってないしこの時点で振り返る必要ある?

やっぱり何があったんでしょうね。スケジュールギリギリなんですかね?

作り直しが原因で予算が足りず人手も不足してるのかな?

原作ファンにも不評のようなので、原作者から再度横槍が入り、6話以降を作り直してるなんてことは流石にないですよね…。

総集編前半

ハジメ役の声優さんがナレーションをしつつ、これまでの流れを解説してくれます。

時系列順に説明してくれるのはありがたい。1話から謎の時系列シャッフルだったし、異世界転移の過程もテキトーに流していて分かりにくかったので。

キャラクターの名前と異世界での天職(?)が画面に表示されているのも親切でいい。

制作現場の混乱を反映したネタにしかならないと思っていたけど、意外に悪くない総集編ですねこれは。1話がこれで良かったじゃんと。

なんかすごく理解が深まったぞ。神水のおかげで魔物を食えるようになったのね。

でも、ハジメが急に別人みたいになったところは相変わらず意味不明でした。それと迷宮探索の部分は総集編にするほどの内容が無いというのが残念。

ハジメはどこの人?

吸血鬼に名前をつけるシーン。ユエっていうのは「俺の故郷」で月を表すと言います。

やっぱりここに引っかかりますね。

ユエっていう言葉は日本語ではないですよね。どうも中国語らしい。

俺の故郷=中国?ハジメは中国人?

まぁ故郷っていうのは元の世界、地球のことを指しているのでしょうけどね。とはいえ、故郷っていう表現はちょっと誤解を招く気がしますねぇ。

地球全体を故郷って言うのはちょっとしっくりきません。ハジメにとってはアフリカや南米も故郷なの?中国は日本から近いからOKなのか?異世界人にとっては区別がつかないから問題なし?

あとハジメくんはドイツ語も大好きですよね。その理屈だとドイツ語も故郷の言葉ってことになるのかな?

総集編まとめ

総集編で見ても内容が薄いアニメですねコレ。

同期(2019夏)のなろうアニメ『異世界チート魔術師』は、正直大して面白いわけではないのですが、ツッコミどころの塊なのでなんとか見れるんですよね。

『ありふれ』はバトルをしているだけでネタにもならないし、だんだん見るのが嫌になってきてます。はやく「なろうの闇」を見せて!

このペースだと復讐シーンまで行かずに終わるんじゃないかというネットの声もあるので不安ですよ。

あと総集編にもユエとハジメの混浴シーンが入ってましたが、ファン的には外せないんですかねコレ?個人的にはただ気持ち悪いだけなんですが。

ヒロインは淫獣ではなく普通の女の子がいいです。出会った瞬間好感度MAXで体見せつけてくる女ってどうなのよ…。

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第6話「残念なウサギ」感想

やっと地上に出られたハジメたちがウサギ少女のシアと出会う回です。

シアはハジメ達を待っていたようなことを言うので変だなぁと思ってたら、なんと予知能力を持ってるんですって。

しかしハジメくん結構なクズですねぇ。今までユエ以外のキャラとの絡みがなかったから分からなかったのだけど、噂通り嫌なやつでした。

助けを求めるウサギ少女を見捨てるだけでは飽き足らずボコるし、ユエが攻撃するのを止めさせないし、なんかウサギが可哀想でしたよ。無条件に助けろとは言わんけど、そこまでしなくてもいいじゃん。

この後、特撮ヒーローものに出てくるような改造バイクを取り出し、三人乗りで移動する絵面は笑えました。イカれたコスプレ珍走団にしか見えない。

変なバイクに乗ったり、痛いを格好したりするのはネタなんですかね?これ本当にカッコいいと思ってやってんのかな?

また総集編?

今回もまるで総集編みたいな内容でした。

森を探検している映像が流れたので色々な出来事があったのは分かるけど、詳しい内容は語られずあっという間に話が進みました。

あと、シアの仲間のウサギ人間たちを訓練してやったりしてたけどサラッと流した感じ。

何かがあったのかは分かるけど、具体的な内容がよく分かんなかったです。どうしてこうなったのか見えてこない。原作を読めってことかね?

6話まとめ

そんなこんなでよくわからんまま終了…。やべぇよ…。

やっぱり作り直させたせいで、現場が大変なことになってるんじゃないですか?構成がなんか変ですよ。

1話を丸々使って悠長にモンスターと戦う回があったかと思えば、びっくりするくらいの超速ダイジェスト回が来ました。

ただウサギ少女のシアは可愛くてよかったです。ちょっとバカっぽいけどいい子だし、えちえちなキャラデザが素晴らしい。

話は意味不明だけどまあ、可愛いキャラを見れたので満足です。発情してなければユエも可愛いし、イイじゃん。

ハジメのイキりや「なろうの闇」を期待していたけど、もうどうでも良くなりました。ブヒブヒ萌えアニメにしてくれたらそれで満足。

地上に出て雰囲気変わりましたね。ノリが軽くてギャグっぽい。こっちのほうが好き。

次:7話以降の感想はこちら

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