TVアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』感想・前半(6話まで)

『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』は、主人公が母親同伴でファンタジーゲームの世界に入って冒険するお話。略称は『お母好き』。

なろう産っぽいタイトルと設定ですが、富士見ファンタジア文庫の一般ラノベが原作です。

なろう系がヒットしたからなのか知りませんが、一般ラノベもなろう的な要素を取り入れるようになりましたねぇ。

ゲームみたいな異世界がごく当たり前に受け入れられている現状は良いのやら悪いのやら。

書き手、特になろうで書いているような素人にとっては世界観構築が楽でいいのでしょう。読み手に細かく世界観を説明しなくても共通認識があるので分かってもらえる。

一方、世界観がそっくりだと内容まで似通ってしまう気がするんですよね。

すでに似たりよったりの作品が乱造されているので流石に飽きられるんじゃないかな。なろうブームもそろそろ終わりそう。

さて、話を『お母好き』に戻しますが、母親同伴の異世界冒険ということで一捻りしているようです。

実際どれぐらいなろう系と差別化できているのか見ていきます。

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第1話感想

主人公真人の第一印象は良くなかったです。斜に構えた感じで好きなタイプの主人公ではない(やれやれ系は苦手…)。

あと微妙にチャラそう。なろう系の太郎主人公(黒髪短髪)とは違い、どちらかと言えば踏み台勇者に近い雰囲気。

踏み台勇者

なろう系の踏み台勇者というのは、主人公に負けるために存在しているウザいヤラレ役のこと。

チャラい外見のイケメン勇者のことが多い。(冴えないオタクが目の敵にしてるタイプだからか?)

上から目線で偉そうな説教をしたり、独善的な行動をしたりしてヘイトを集め、主人公に敗北する役割です。

噛ませ犬の一種ですね。主人公(≒読者)の鬱憤ばらしのために生み出されたある意味可愛そうな存在と言えます。

なお、本作主人公の真人は外見が踏み台勇者みたいですが、性格は悪くはないと思います。

ふわっと異世界へ

主人公の異世界への行き方は「なんじゃこりゃ」って感じ。すっごいふわっとかる~く異世界へ行ってしまいました。

内閣府から来た変なお姉さんがPCのキーボードを叩くとモニターが光り出し、その中へ吸い込まれてしまうという……。

そんな適当でいいのか?どういう世界観なんだよこれ?現代日本に見えてすでにファンタジー世界なのか?現代の科学力を超えてるでしょ。

あと異世界と言ってももろにゲーム世界なんですね。今期(2019夏)で言えば『魔王様、リトライ!』と同じ。

異世界転移の謎については、ゲーム内で王様が説明してくれました。

主人公たちはゲームのテストプレイヤーとして選ばれたんだってさ。

そして、「うまく説明できない特殊な技術でユーザー本体をゲーム内に転送」したそうです。

おいおい、せめてなんかVRの機械に入るとかにしてくれよ~。モニターに吸い込まれるのは超技術過ぎてリアリティがなさすぎだよ。流石に限度があるでしょ。

これでは説得力がなろう以下じゃん。「異世界の魔術師に召喚された」とかのほうがまだマシ。

このあと主人公の母親真々子(CV:茅野愛衣)もゲーム世界に入ってきて一緒に冒険する話になります。

聖剣を2本抜いてしまい、タイトル通り「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃」になったお母さんは主人公より圧倒的に強く、チート感がありました。

1話まとめ

1話は冒険者ギルドで仲間を探す所で終わりです。

これ面白くなるんですかね…。展開が遅いし、めっちゃ時間が長く感じてしまった。

まさにイントロダクションとチュートリアルって感じ。話は全然進まず、現時点では面白いかどうかの判断が付きません。

母親役の、かやのんボイスは心地良いけど、個人的にはキャラデザがあんまり可愛くない気が…。目が白くて若干怖い。

母親にベタベタされて鬱陶しがる主人公を見て楽しむアニメなのかな?それか声優目当て?

1話だけで判断すると、今期の純なろう系アニメのほうがおもしろいように感じてしまいます。

異世界チート魔術師』とか『ありふれ』のほうがツッコミ入れて見れる分楽しめたかも。

第2話感想

パーティーの仲間を選ぶため面接したり、ダンジョンに行ったりする話。

仲間になった女賢者ワイズのパンチラ(パンモロ?)シーンあり。エロで男性視聴者を釣ってる感じが気になりました。

エロ以外の見どころが無いような作品は作らないでほしいですね(この作品がそうだとは言ってないですが)。

母親がスライムに服を溶かされるシーンもちょっとどうかと思いました。ほぼ全裸になってたし……。

なんか気持ち悪くない?もちろん視聴者の母親では無いけれども主人公の実母だぞ。

服が無くなって謎の光が入っても嬉しいどころか生理的嫌悪感が…。

なんで主人公の実の母をエロ要員にしたんでしょうねぇ。血の繋がってない、母性を感じさせるキャラにしたほうが良かったんじゃないかな。

世界観がちょっと雑

やっぱり世界観が微妙だと思いますね。今回明かされた設定もあまりに荒唐無稽すぎる。

親子が一緒に冒険して仲良くなるためのゲームってなんだよそれ。しかも政府が運営してるんでしょ、意味不明すぎる。

クリア条件を満たさないと元の世界に帰れないというのもヤバい。仲良くなれなかったら一生ゲームの中かよ。

振り切ったギャグアニメならいいけど、そこまでハチャメチャな内容でもないですし、一応現代日本が舞台。

画面に吸い込まれる所からしてリアリティが無かったですが、あまりにも支離滅裂な設定で真顔になります。

なろう作品みたいにぼんやりさせといたほうがマシだと思う。

魔法とか異世界人による召喚とか、この世ならざるパワーを理由にすれば、それ以上ツッコミようが無いですし逃げ切れると思うんですけどね。

下手に超科学とか政府とか出すのは悪手だと思います。

2話まとめ

目が怖いところと、微妙に古いギャグセンスと、滅茶苦茶な世界観と、母親のサービスシーンを我慢できればまぁ見れる。

所々笑えるし、つまんなくはなかったです。

散々批判的なことを書いたけど、下手ななろうアニメよりは楽しめました。

今回の作画は前回より良かったように思います。具体的にどの部分が良かったとは言えませんが、見ていてきれいだなと。なんとなくいい。

第3話感想

今回も母親をエロ要員にしてる…。ビキニアーマー着せたり、下着姿にしたりして。

結構キツいです。みんなふつうに見られるのコレ?タブー感が凄い。

でもワイズちゃんはかわいい。良いツンデレだ。暴力系だと思ってたけど意外に良い子じゃん。

彼女の母はがホストに貢ぎまくりの毒親。娘にホストから取った「げんや」という名前をつけるほどの異常者。

ワイズちゃん可哀想。洒落にならんレベルの毒親じゃん。

ゲーム内でもイケメンホストを侍らせ好き放題して村人を困らせているみたい。

それで主人公たちが退治しに行くことになって3話は終わり。

原作読者の書き込みによれば、この後は毒親退治ものになるらしいですね。

これ親子が仲良くしないと元の世界に帰れない設定だけど、退治して大丈夫なのかな。

あと、毒親と仲良くなるのが子供にとって幸せとは思えませんね。鬼畜なゲームだ。

今回は意外と面白かったです。

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