TVアニメ『異世界チート魔術師』感想・前半(1話~6話まで)

2019年夏のなろう系アニメ感想3本目。

『異世界チート魔術師』って、なんというかもうそのまんまのタイトルですね。いかにもなろう系っていうワードの組み合わせ。安直極まりないけど潔くて逆に印象いいかも。

聞く所によると、だいぶん古参の作品らしい。アニメ化が遅くなっただけで原作の連載開始は結構前だとか。

スポンサーリンク

第1話感想

なんか異世界で合戦をやってる所から始まったけど、初っ端から絵面がチープすぎて変な笑いが出る。

©2019 内田健/主婦の友インフォス・KADOKAWA/「異世界チート魔術師」製作委員会 第1話より引用

さらに気の抜けたセリフが素晴らしい。

「ファイヤーアロー!」「うわーっ!」

百錬の覇王と聖約の戦乙女』の合戦シーンを彷彿とさせる。

主人公の外見はなろう系でよくあるやつ。黒髪の優男でスマホ太郎とかの系譜。ただ目がキラッとしてるところは個性的かな。

©同上

「つくづくこれってチートだよな」と、自分でチートに言及するところは『百錬』のYOUくんみたいね。

あらすじ

普通の高校生だった主人公は突如現れた謎の魔法陣によって、幼馴染の女の子と一緒に異世界に送られてれてしまいました。

幼馴染ヒロインは懐かしい感じの雰囲気。ちょっと昔のラノベにいたような女の子(負けヒロインになりがち)。

異世界の草原で目を覚ました2人はモンスターに襲われるも、親切なパーティに助けてもらい、異世界で生きていくため冒険者になるという展開。

そして出ました冒険者ギルド!タイトルだけじゃなくて中身までコッテコテのテンプレだなぁ。

魔力を見る水晶に手をかざしてみるけど二人とも魔力が強すぎて測定不能。なんかよくわからんお姉さんの所へ行くよう言われて、そのまま弟子入り。

1話はこれで終わり。あんま話が進んでないですね。展開遅め。

1話まとめ

従来のラノベファンタジーとなろう系のハイブリッドみたいな作風でした。主人公と幼馴染の関係性に焦点をあてているのは好印象。

アイテムやトロフィーとしての女の子ではなく、一応人間として描いているように思う。ヒロインに内面が感じられるのは良い。ちょっと面倒くさい感じの子ではあるけど。

なろう系には主人公を持ち上げる装置としての空虚なヒロインが多すぎるからなあ。

まぁ、ヒロインに内面があるというのはなろう以外では普通なんですけどね。

『異世界チート魔術師』は目新しさのある作品ではないけど、イキりやマウンティングも無いので嫌な思いをせず穏やかな気分で見られる。

ただ現時点での面白さは微妙。スマホ太郎を脱臭して不快感をなくした感じ。その分めちゃ薄味。無味無臭。

あと1話から作画が怪しい感じでした。終盤にはかなり崩れるかも…。

第2話感想

よくわからんお姉さん(レミーア)に会いに行った続きから。

主人公(太一)も幼馴染(凛)もすごい魔力を持っているらしい。でもその使い方を知らないから弟子になって修行しないとだめなんですって。

レミーアさんは王国随一の魔術師らしい。

太一は修行次第で国を相手に一人で戦を仕掛け滅ぼすことのできる存在になれるそうな。

うわぁ、やっぱタイトル通りチート魔術師になるんだ。予想を裏切らない。

©2019 内田健/主婦の友インフォス・KADOKAWA/「異世界チート魔術師」製作委員会 第2話より引用

凛が太一に突っ込みを入れアイアンクローをする場面はなんとも懐かしい感じ。往年の暴力ヒロインを彷彿とさせる。

ノリが全体的に古臭いんだよなぁこのアニメ。それはそれで悪くないんだけど。

ここ最近アニメ化されたなろう作品のヒロインって、従順で主人公に文句の一つも言わない子ばかりだったから逆に新鮮だわ。主人公称賛ロボット◯ナホールにはもう飽き飽き。

世界観

この世界では精霊に魔力を支払うと、その対価で魔術が使えるんだってさ。ほうほう。

あと凛は珍しく全属性の魔術が使えるそうです。スマホ太郎と一緒だ!

そして太一は魔術師ではなく、魔導師なんだって。

「魔術」は精霊の力を借りないと使えないのだけど、主人公が使えるのは「魔法」だから借りなくてもOKなんだそうです。よくわからんけどチートっぽいねやっぱ。

いや、待てよ、でもそれだと異世界チート「魔導師」じゃん。タイトルは幼馴染のほうを指してるのですかね?

魔導師も大きなカテゴリーでは魔術師に入るのかな?

修行

レミーアさんの下で修行するのですが『賢者の孫』と似た要素が出ました。

魔術はイメージの力が大事なようです。例えば燃焼のメカニズムを考えると火属性の魔術がマスターできる。

なんかなろう系には共通のデータベースみたいなものがあるよね。他のなろう作品で見た要素が必ずと言っていいほど入ってる。

凛はガスを想像して火力アップに成功。そこに無いものも取り出せるみたいです。

それアリ?チートっすねやっぱ。「生成した水素と酸素を高濃度で圧縮」した孫みたい。

でもヒロインにもちゃんと強い能力が備わっているのはいいですね。

一方、太一は能力を使うのに手こずります。すると、どこからともなくバイノーラル催眠音声みたいな雰囲気の声が聞こえてきて手助けをしてくれました。そして手が光る。

太一はとりあえず身体強化で戦うことに。

やっぱりバレてた

主人公たちはずっと制服姿。いつ異世界衣装になるんだろ。と思ってたら急に服が変わって強くなってました。

時間が飛んであっという間に修行終了。めでたく冒険者に。はえ~、めっちゃストレスフリー。

卒業試験合格祝いの晩飯↓

©同上

料理がデフォルメされててなんかかわいい。すき。

©同上

主人公たちは、自分たちが別世界から来たことがバレてないと思っていたけど、レミーアさんは分かっていたようです。

いや服が違うからバレるだろ、現代の学生服着ててバレてないと思ってたんかい…。逆に不思議だわ。少なくともどっか遠い国から来たとは思うよね。

二人を呼び出した魔導師を探し出して、要件済ましてさっさと帰りましょー。ってことになって今回はおしまい。

元の世界に帰りたがるのも最近では珍しい。一昔前の王道をやってる感じだなあ。

太一と凛は信頼しあってるようだけど、このままハーレムを作らず幼馴染一筋で行くのかな?

ハーレムはやめてほしいなぁ。あれはホント要らん。

2話まとめ

意外に面白いですねこのアニメ。1話は何のひねりもないザ・テンプレって感じだったけど今回は良かった。

なろう系でありながら作者の邪な願望が見えない所も好ましい。良い意味で普通のラノベっぽいです。

第3話感想

めでたく冒険者になった二人は小さな依頼を受けつつ異世界生活してるんですって。そのあたりの説明は回想で済ます。

物価

©同上 第3話より引用

露天で売られてるメリラの実なる果物が3つで銀貨1枚。1万円くらいの価値とのこと。荷馬車が襲われて品薄だから物価が上がっているみたい。

凛が「先週はこの半値だったのに」と言ってるけどその時点で既に高くないですかね?

1個1500円以上って高級フルーツじゃん。異世界の物価おかしくね?金持ちしか食えんでしょ。それなのに庶民的な露天で販売してるんすね。

©同上

町の名産品と言ってるから遠くから運んできているわけでもあるまいし、どうして前からそんなに高かったのか?世界観が謎。

アサシン

この後ギルドの依頼でスラム街の酒場を調査する太一と凛。

コッテコテの荒くれ者達に詰め寄られるけど、軽くボコって尋問。こいつらが奪った荷物を流してるらしいけど、黒幕は突き止められないまま。

帰り道美少女アサシン軍団みたいなのに襲われ、一人を捕縛。基本可愛い女の子しか出ないね。

農園

それからレミーアさんの所にいたエルフ(ミューラ)とパーティーを組んで農園へ護衛に行く。

メリラの実が高くなったのは盗難事件が頻発しているかららしい。盗賊は魔術師を護衛に付けているから農夫じゃ太刀打ちできないんですって。

あれ?さっきの荷馬車襲撃の話とは関係なかったのか?

農園で何者かが放った魔物と戦って終わり。太一は強化魔法を使いワンパンで倒す。物理さん(黙れドン太郎)みたいですね。

3話まとめ

チート主人公にありがちな胸くそ悪さや、設定の致命的な破綻は無いですが、そこまで面白くもない。最終回まで見続けられるか心配になってきました。

 次のページ:4話からの感想へ